新津鉄道博物館と石油の匂い漂う新津温泉を堪能してきた│初の佐渡島へ行く2泊3日旅行:3日目

2023年の旅行記
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本日は旅行最終日。なんかタイミングが良いのか悪いのか、今日になって新潟は晴れ晴れしている状況です。見事にまで佐渡島に居るときだけ悪天候となっていたので、佐渡島に嫌われてるんでしょうか……。

今日は特に予定も無いのですが、前から行きたいと思っていた新津の鉄道博物館とか温泉とかに行ければいいなと思います。天気も良いから展望台とかにも行ってみたいな。

あいにくの天気だったけど、佐渡の近代遺跡と金山を見てきた|初の佐渡島へ行く2泊3日旅行:2日目
雨でも楽しめる佐渡島の観光スポット(?)を巡ってきました。

ホテルターミナルインの朝食は手作り総菜が目白押し

朝6時から10時までという早起きの人にもゆっくりの人にもありがたい朝食時間。というかチェックアウト時間まで受付というのも珍しいような気もしますが、全部準備して出発前に食べるという需要にもこたえられそうです。

正直宿泊代からしてあんまり期待してなかったのですが、見てみてびっくり。テーブルの上には所狭しと手作り総菜が並べられており、どれもこれも美味しそう。きんぴらごぼうが既製品じゃなくて手作りってのにはこだわりを感じます。

たまごも生卵に茹で卵、厚焼玉子に味付たまごと4種類もラインナップ。全体的に和風の総菜が並ぶラインナップでごはんに合いそうです。

サラダの他、鶏のから揚げなどの揚げ料理も。海鮮などの豪華なメニューではありませんが、どれも手作り感が満載です。

デザートにヨーグルトやフルーツポンチも用意されています。

フルーツの他、ドリンクが並ぶコーナーです。よくあるジュースや牛乳の他にあるのは……100%トマトジュースです。よくあるパックじゃなくて、トマトをミキサーでジュースにしたガチの完全トマトジュース。

トマトの皮なども全部入ったトマトジュースで、少し塩を加えているのかちょうど良い飲み心地です。普通のトマトジュースは1杯飲めば十分かなという感じですが、これは美味しくて何杯も飲んじゃいました。

新潟県産コシヒカリのごはんと食パンや米粉パンが並ぶパンコーナー。そして味噌汁とコーンスープです。新潟県のホテルはどこにいってもごはんは推してる印象ですが、ここのごはんはどうかな?

持ってきたバイキングメニューです。こういうホテルだとウインナーに卵に少しのサラダみたいな質素なメニューの印象がありますが、ここは手作り惣菜がたくさんあって目移りします。どれも味付けもちょうどよくて美味しいものばかり。

もちろんコシヒカリもおかず無しで食べてもおいしく、新潟県のお米の美味しさを改めて感じました。しかし今回は「安いから」という理由で泊まったこのホテルですが、新潟市内の泊まったホテルでは朝食の満足度は一番かも。

2周目も手作り惣菜をメインに取ってきました。焼き鮭がハラミで脂乗ってて美味しい。なんか美味しさへのこだわりが感じられます。ごちそうさまでした!

食事中にふと後ろを見ると、食事券を再利用したという折り紙?がありました。ちょっとこれはしれっと奥にはクオリティ高すぎませんか……。うさぎもかわいい。

食後は無料のモーニングコーヒーをもらって部屋へ。夜も朝もコーヒーがあるのは嬉しいですよね。

それではチェックアウト。想像以上に朝食が美味しいホテルだったので、新潟に泊まるときにはまた宿泊したいです。やっぱり新潟に来たなら美味しいごはんに合うおかずが欲しくなりますからね。

タイムズカーシェアを借りて新津へ

カーシェアの置き場になっているCoCoLo駐車場8階からの景色

今日の予定としては、新潟駅前にあるカーシェアを借りて新津に行くこと。新津にある鉄道博物館と、石油の匂いが漂う新津温泉に入ることが目的です。カーシェア借りないで途中下車しながら長岡まで行けばいいという感じも否めませんが、まあドライブもしたいということで。

今回借りたのはマツダのMAZDA2という車種。名前こそ違いますが、デミオの後継車種となっています。現在はMAZDA3まで出ていますが、カーシェアだと2のが多く見かけます(以前沖縄でMAZDA3借りようとしたら前日に事故ったから貸出できないと電話が来た記憶を思い出す)

タイムズのカーシェアでは半分以上の給油と洗車を行うと各440円ずつ割引が行われます。そんなわけで給油できそうな「△」の車を予約した上で給油と洗車を行ってきました。これで880円の割引です。

展示品が玄人向けなような気がする新津鉄道博物館

車を走らせること30分ほどで新津鉄道博物館に到着。新津駅には何度もやってきているのですが、開館時間に間に合わないとか行ってる時間がないなどで中々行けていなかったので、待望の訪問です。入館料はおとな300円ですが、年間パスポートは1,000円で販売中。4回以上行くなら年間パスポートの方がお得です。

新津は鉄道の街ということで、新津や新潟県内の鉄道網を中心とした展示となっています。大正3年の新津駅の時刻表を見ると、信越線などもわずか1日5往復のみの運転。中には姫路からというめちゃくちゃ遠くから来る列車も記載されているのが驚きです。

そしてもう一つは明治39年当時の路線図となっており、日本の大動脈となる路線もまだ全通していないのが見てわかります。また右下に書いてあるのは台湾。当時の台湾は日本の領地だったので、台湾も日本の領土として路線図が記載されていたようです。

国鉄時代の短距離券売機の現物が展示されています。残念ながらきっぷを購入することはできません。しかしこうやって金額のボタンを押すタイプの券売機というのも今となっては珍しいものになりましたよね。今でも秩父鉄道とかには残ってるんでしたっけ?

1970年代、高度経済成長期の日本の鉄道網です。既に廃止され始めている路線もありますが、北海道などにも多くの路線が張り巡らされ、旅客も貨物もメインの輸送手段は鉄道という時代でした。今の便利な生活と比べてどちらが良いのかというのはありますが、当時に戻って鉄道の旅をしてみたいものです。

日本の路線図を挟むようにして展示されているのは、新潟・新津を走った鉄道路線の話。当時は東北や首都圏、日本海側を結ぶ大きな役割を担っていました。サボを見ると今でも行き先として見かける駅名もありますが、日出谷や五泉行きというのは今では見かけませんね。鼠ヶ関行きは1本くらいあった気がします。

新幹線の展示室。運転席の座席やグリーン席の看板、200系新幹線の実物車輪や座席などが展示されています。車輪をこの近さで見ると思った以上に大きい。

これは以前ここにあった新潟鉄道学園で使用されていた訓練用の機械。実際にボタンを押してパンタグラフの上げ下げを体験できます。しかし機械の中を見てもさっぱりわかりませんね。

電気機関車の仕組みという展示なのですが、これ玄人向けですよね……?こんな部品を前に説明されても良くわかりませんでした。全般的に「ガチ勢向け展示」が多いような気がします。

こちらは昔の寝台列車などに使用されていた表示板たち。今となってはこのフォントの文字ですら懐かしさを感じてしまいます。徐々に国鉄車両自体が減ってますからね。

こちらは国鉄の歴史や新潟を走っていた急行・特急列車のヘッドマークの展示コーナーです。こういうヘッドマークが残る列車自体がレアになってきてしまっているのも寂しい。

前に自転車のようなものが付いてるこれは、保線用に使用されていた車両です。長い距離の保線と考えると気が遠くなりそうです。

新潟県内の鉄道で廃線となった路線の展示が行われています。昭和末期から平成初期には残っていた路線もありますが、今では無惨にもなくなってしまっています。

廃止となった路線のうち、赤谷線に関しては屋外に駅名標が展示されています。実はこの路線のことは今日初めて知りました。

屋外の展示コーナーは定期的に展示車両が変わるようですが、現在は200系新幹線とC57機関車が展示されていました。時代は違えど新潟へ旅客を運んだ同士が、こうして時を超えて静かに並んで余生を過ごしているっていうのは感慨深いです。

機関車の運転席は見学できるようになっていたのですが、いつみても何がなんだかわかりません。蒸気機関車なら近く(東武)で運転されているので、出発の時とか眺めてみようかな。

他には線路の脇に立ってる標識などの展示もされていました。なかなかこうして近くで見ることはないんですが、車内から見るよりも結構大きく感じます。

建物の2階に行ってみると、ジオラマ付きの飲食可能なコーナーの他、鉄道ファンが撮影した写真などが展示されているコーナーが有りました。その中でも気になったのがポケット時刻表の展示。

当時は簡単に買えたものだとしても、今となっては貴重な資料として残っています。なんだか今はスマートフォンやインターネットで見れば良いと紙媒体が縮小していますが、こうして将来的に残るものが少なくなるというのはデジタル化の悪い面ですよね。

最後にやってきたのは鉄道運転シュミレータ。実際のマスコンを使用して操縦体験が行えます。試してみたけども停車位置を0.11mオーバーしてしまいました。きっとこれじゃ失格なんだろうな。

300円という安価な入場料のこの施設ですが、新潟や新津を中心とした鉄道の歴史の他、かなりマニアックな展示などもあるので子供……よりも大きな子供のが楽しめるかもしれません。ぜひ新潟に来たら見学に来て欲しいスポットです。

石油の匂いが漂う新津温泉

新津は昔、石油の取れる街でした。そんな新津で石油を掘ろうとしたら温泉が湧き出たというのがこの新津温泉です。石油混じりで独特な匂いが漂いますが、知る人ぞ知る良質な温泉です。

入浴料は2023年4月から100円値上げされて500円。日帰り温泉としては一般的な金額設定に思えます。受付で料金を支払うのですが、その際にどこから来たかとワクチン接種回数を聞かれました。接種証明の提示までは求められませんでしたが、無接種だったら追い返されそうです。

温泉は通路を進んだ右奥。脱衣所や浴槽は撮影禁止と書いてあったので撮りませんでしたが、ネット上にはたくさん上がってます。

浴室に入るとむわっと石油の匂いが一体に漂います。温泉自体は豊富温泉のような油膜は見えなかったのですが、泉質としてはすべすべする似たような泉質に感じました。温度は比較的ぬるめなのでゆっくりと浸かることができると思います。

なおこの温泉に入るとしばらく石油の匂いが体や衣服に染み込みます。私は帰りの新幹線でもうっすら感じるレベルだったので注意しましょう。

また私は見ることができなかったのですが、この温泉は間欠泉で数か月に1回勢いよく温泉が吹き出す光景を見ることができるようです。もし見られたら運がいい。

海辺の森にある展望台へ

道中見かけた新潟県の文化財に指定されてる「満願寺稲架木」

無事にやりたかったことも終え、何をしようかなと調べて見つけた展望台へ行くことに。なんか道中に独特な並木道を見つけたのですが、これは「満願寺稲架木」と呼ばれる文化財らしい。

そんなわけでたどり着いた海辺の森。ポツンと佇むこの建物が展望台で、無料で上ることができます。

展望台からの景色はこんな感じで、海が一望できますが、昨日までの大雨で川が茶色に染まっていたこともあり、晴れてるのに黒っぽい海になっちゃってました。残念。

遅めの昼ごはんを「海転 すし誠」で食べてきた

いつの間にか時間は14時半。朝ごはんを遅めに食べていたのですが、そろそろお腹も空いてきたのでお寿司屋さんに来てみました。関東では見かけないお店なので、美味しいかなと期待です。

メニューはこんな感じでお皿の色別の金額になっています。回転寿司方式ですがお寿司は回転してません。今回は店内にも掲げてあった10貫のセットメニューを注文。

出てきたお寿司がこちら。味噌汁は無料サービスということで、セットでなくても飲むことができます。

お寿司の内容は左上からマグロ、真いか、サーモン、白身(わからない)、ホタテ、こはだ、生えび、ネギトロ、いくら、厚焼き玉子です。1貫ずつ色々と食べられるという利点はあるのですが、全部個別に足すとそんなにお得でもない……ので、セットよりも好きなもの頼んだほうが良さそうに思えます。

追加オーダーしたのは山わさび巻。ツーンとした辛さが特徴の山わさびですが、この山わさびは個人的には刺激が弱い方。もっとむせるほどの辛味を求めてます(笑)

レビューを見てても賛否が分かれていましたが、まあ値段としては無難な感じかなと思いました。でもわざわざ新潟に旅行に来てまで来る店かといわれるとちょっと微妙かもしれません。

新幹線に乗って埼玉県へ帰還

2020年に撮影した新潟駅

無事に時間内にカーシェアを返却して、新幹線の時間までの待ち時間です。リニューアル工事が行われている新潟駅をみると以前の面影はすっかりなくなってしまいました。工事が最終的に完成するのは2025年度だそうです。

新潟駅からほど近いセブンイレブンの新潟花園1丁目店。ここは地下に埋まってるセブンイレブンとしてちょっとしたディープスポット扱いされていますが、実際に見るとたしかにシュールな光景です。

なお内部はいたって普通のセブンイレブンです。

新潟といえばもも太郎という地場アイスが有名ですが、同じメーカーが販売しているももえちゃんというアイスを食べてみました。75円ほどのリーズナブルな金額ながら、果汁20%でジューシーなアイス。これからの暑い時期にはぴったりです。

作業場所難民

新幹線の時間までしばらく時間があるので、ブログ編集でもしようかと思って駅前のドトールへ……閉まってました。なんだか7月2日と9日というピンポイントで臨時休業となっているようで残念。

続いては改札内の待合室。在来線側は混んでたので新幹線側に来るとコンセントが備え付けられていました。でも在来線はエアコン効いてて涼しかったのに、新幹線側はなぜか付いてなくて蒸し風呂のような状況。これでは作業もできないよ……。

しかたないのでホームに上がると、既に乗る予定の新幹線が止まっていました。でもドアは空いておらず……。ドトールは空いてないし待合室は蒸し風呂だし新幹線は空いてないしと作業難民になってしまいました。

結局新幹線のドアが空いたのは発車の15分前ほど。始発駅だしもっと早くから開けてくれれば良いのになと思うのですが、なんか規則とかがあるんでしょうね。真夏じゃなかっただけ良かったです。

ちょっとした小ネタとして、自動販売機で「トキ」という銘柄のリンゴジュースが売っていたので新幹線「とき」と合わせて撮影してみました。このためだけに買ったのですが、ストレート100%のリンゴジュースはとても美味しかったです。180円もするけど。

新潟から大宮まで:上越新幹線

ようやく列車のドアが開いたので乗り込みます。普段なら新潟から長岡、水上と上って行くところを今回は新幹線で一気に大宮まで駆け抜けるという手抜き(?)を実施。トク30で7,090円でした。

列車番号344C
種別とき│344号
路線名称新潟→大宮:上越新幹線
運行区間新潟→東京
乗車区間新潟→大宮
発着時刻18時58分→20時31分
列車運行情報

行きは大宮の次が新潟という速達便でしたが、帰りは長岡・越後湯沢・上毛高原・高崎と停車するため所要時間は1時間半ほど。それでも2時間掛からず大宮までついちゃうんですけどね。

車両はE7系だったのですが、中には北陸のパンフレットが。確かに北陸新幹線でも使用される車両ではありますが、新潟に来てる新幹線なんだから新潟のパンフレットを置いておけばいいのに。

車内で夕食。先程購入した「トキ」のリンゴジュースを「とき」で飲みつつ、新潟県のお米食べ比べというおにぎりセットを食べてみました。どれも美味しいお米なのですが、温かいごはんを散々新潟で食べてきたあとだと物足りなさを感じます。

魚沼産コシヒカリとミルキークイーン、新之助という3種類のお米の食べ比べでしたが、やっぱり私はコシヒカリが一番好みな味かな。しかし新潟で美味しいお米を食べすぎたので、帰ってからごはんがいまいちに感じそうで怖い。

リベンジをしたい佐渡島

今回佐渡島への初訪問となりましたが、天気が曇りや雨とパッとしない2日間でした。佐渡島はやはり天気が良いときであれば絶景を満喫できる場所が多いので、ぜひ晴れてる時にリベンジに来たいなと思います。

とはいえ新幹線往復とフェリー往復って北海道や沖縄に行くよりも高いんだよな……と思うと、次回は高速バスでの移動も考えてみても良いかもしれないですね。

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