三井住友カードが提供する「Vポイント」とCCCか提供する「Tポイント」が統合するというニュースからはや9か月。
「VTポイント」という商標登録などもでていましたが、最終的に名前はVポイントでデザインはTポイントという「青と黄色のVポイント」に落ち着いたようです。
名前は「Vポイント」でデザインは「Tポイント」
長々と歴史のあった「Tポイント」という名前がなくなり、「Vポイント」に統合されるというのが若干驚きのある発表。Tポイントは青と黄色のデザインとして残ることになります。
Tポイントは共通ポイントとしてバーコードやカードを出すと加盟店で貯まり、Vポイントは三井住友カードを使うと貯まるということで、どっちでも貯まるように。
なんだか革新的な雰囲気のリリースですが、共通ポイントとクレジットカードのポイントが同じだけということで、楽天カードやdカードなどと同じような雰囲気です。
新しいVポイントの加盟店で三井住友カードを使うとどちらも貯まるという内容ですが、一つのポイントを貯めることでポイントが分散してしまうということは防げそうですね。
今まではTポイントはTポイント加盟店のみ、Vポイントは三井住友カードの支払い充填だったりVポイントアプリを使用する必要がありましたが、これもどちらでも使えるようになります。
最近始まったOliveでは、Vポイントをカード支払いに使用することも可能です。そのため、チャージなどの概念なくポイント加盟店でもVisaが使える店でも「青と黄色のVポイント」を使えるようになります。
なお新規に設立されるCCCMKホールディングスは、CCCが60%、SMBCが40%の出資になっています。それなのに名前はVポイントなんですね……。
既存の双方のポイントは勝手に統合されることはない
既にVポイントもTポイントも持っているという人は多いと思いますが、2024年春を目処に統合することが可能になる見込み。
しかし統合は各自で実施する必要があり、勝手にまとまることはないようです。逆に勝手にまとまられても困ると言えば困りますけどね。
気になる有効期限はTポイント準拠に
VポイントとTポイントが統合するということで、気になるのはポイントの有効期限。Tポイントは使えば1年後まで期限が伸びていきますが、Vポイントは付与時点ごとに有効期限が設定されています。
付与ごとに有効期限があると管理が面倒なので、まとめて利用ごとに期限が伸びていく方になったのは嬉しいですね。
各種ポイントごとの提携がどうなるかが心配
普通に各種ポイントを使うだけなら問題はないのですが、やはり気になるのはウエル活だったり他社ポイントとの交換などでしょう。
以前はdポイントとPontaポイントが交換できたのが、PontaがKDDIと提携したことで交換ができなくなりました。こういう「改悪」が起きないことを祈りたいですね。
参考リンク
SMBCグループとCCCグループ 新たなポイントサービス、青と黄色の『Vポイント』を来春より提供開始~どんな経済圏にも縛られない みんなが使えるポイント、できた~
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