10月に実施されたGoogle検索のコアアップデートで多大な影響を受けている人が多いですが、その裏でセンシティブワードに関する検索にも大きな変化が起きていました。
こちらは検索順位が下がるなんていう生易しいものではなく、この世から消えたかのように消し去られています。どこへいったの……。
消えたましろ色シンフォニーの公式サイト
まずは実際に見てもらったほうがわかりやすいとおもうので、参考として私の好きな「ましろ色シンフォニー」の検索結果を出してみました。ましろ色シンフォニーはアニメ化もされていますが、元はR18ゲームということでセンシティブ扱いされています。
検索を行うとましろ色シンフォニーを制作したぱれっとのホームページとかがトップから消え去っていて、一番上がdアニメストアになっています。さすがにドメインパワーが強いにしろ、公式サイトがないのは異常ですよね。
続いては同じワードでGoogleからサインアウトした状態で検索してみました。すると公式サイトなども全て表示されて正常な状態に。どうやらサインインした状態で検索すると、勝手に除外されるような仕様になっているようです。
検索の設定から「アカウントに基づく情報の表示」をオフにして解除できる
ある意味Googleによるフィルタリングのような状況になっていますが、毎回サインアウトするのも面倒です。どうやら検索の設定から解除できるようなので解除してみました。
スマホの画面で説明していきますが、パソコン画面でも同様の設定ができます。まずは左上にある三本線(ハンバーガーマーク)をタップします。
続けて真ん中ほどにある「その他の設定」をタップ。
その他の設定に行くと、プライバシーとセキュリティの項目へと移ります。その中にある「アカウントに基づく情報」がオンになっているので、タップします。
「アカウントに基づく情報」内にある「アカウントに基づく情報の表示」をタップしてオフに設定。これが影響するの?と思う場所ですが、これが原因なんです。
アカウントに基づく情報の表示をオフにして再度検索すると、先ほどのサインアウト状態の検索結果と同じ情報が表示されます。なおアカウントごとに設定されるため、1回設定すれば同じアカウントでサインインしている端末は同様に設定が解除されます。
検索エンジンによる情報操作が簡単に行える危機感
今回の仕様変更は必要な人が設定するという方式ではなく、気づいたら勝手に設定されていたという状況です。設定にて解除が可能ではあるけども、事実上センシティブな情報がGoogleによって検閲されたような状況に。
個人ブログに対する検索順位下落のコアアップデートもそうですが、Googleという巨大企業に依存しまくっている状況により、1企業によって情報操作が容易に行えることに対して危機感を感じるこの頃。こういう所も法整備をしていってほしいものです。
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