残高をiDとして使える「d払いタッチ」がスタート、20%還元のキャンペーンも

ドコモはd払いの残高をiD決済で使える新サービス「d払いタッチ」をスタートしました。また混乱を生みそうな名前ではありますが、既存のd払い(iD)とは異なるサービスです。

サービスイン記念として先着10万名限定の20%還元キャンペーンも実施中。早めにエントリーしておきましょう。

d払いの残高をiDで使える「d払いタッチ」

今回始まる「d払いタッチ」は、d払いの残高をiDで使えるようにするサービス。今までドコモが提供していたおサイフケータイでのd払い(iD)はドコモ契約者限定でしたが、d払いタッチはキャリアを問わず利用可能です。

	d払いタッチ	d払い(iD)
利用可能者	キャリアフリー	ドコモ契約者のみ
支払い方法	携帯料金合算 d払い残高 dカード dポイント	携帯料金合算 dポイント（事前にiDキャッシュバックと交換が必要）
ポイント付与	200円で1ポイント	200円で1ポイント

似たような2つの比較

既存のd払い(iD)は日々の支払いをドコモの料金と合わせて支払えるような仕組みでしたが、d払いタッチはTOYOTA WALLETやメルペイのような仕組みで、事前に残高にチャージして使うことも可能。

なお今まで100ポイント単位で事前交換しないと使えなかったdポイントがそのまま使えるのは便利ですが、期限ギリギリにiDキャッシュバックに交換して期間を伸ばすようなことはできません。

なおd払いタッチのサービスインに伴い、2024年4月以降順次d払い(iD)は利用できなくなります（新規登録はすでに終了済み）。

d払いタッチはAndroid限定のサービスで、d払いアプリから設定可能。ドコモ回線を紐づけていないアカウントであれば手間はないのですが、紐付けアカウントの場合はドコモ回線で作業が必要です。不正利用対策の為とはいえ、自社のサービスに回線を紐付けないほうが使いやすいのはドコモダケ。

無事にサインインが完了したのでd払いタッチの設定に進みます。

すでに本人確認を済ませている場合は問題ありませんが、まだしていない場合は本人確認が求められます。マイナンバーカードが一番楽そうなので試してみたんですが、なかなか認識されずにモヤモヤ。マイナポータルアプリなら一発で認識するんですけどね。

なんとか本人確認を済ませてようやく登録。いままでの「iDアプリ」での管理ではなく、「Google Pay」での管理に変更となり、非接触決済の管理アプリがまとまってくれるのは助かります。

「GPayに登録」から完了すると、ようやくiDとして利用することが可能になります。なお「iDプリペイド」なため、自動販売機やガソリンスタンドなど、一部利用できない店舗があることには注意しましょう。

今回d払いタッチがサービス開始するのに伴い、特設サイトから先着10万エントリー限定で20%還元されるキャンペーンが実施されます。キャンペーン期間は2024年1月29日から3月31日までの約2か月間で、付与上限は1,500ポイント（7,500円決済分）。

進呈されるのは期間・用途限定ポイントで、2024年4月末に付与。有効期限は2か月間と比較的短いですが、iD加盟店で利用ができるので消化は容易いと思います。

なお対象外となる残高の指定はないため、dポイントを利用した決済でも対象となるようです。通常ポイント（200円で1ポイント）は付与されませんが、消化するにはいい機会になりそうです。