往復6時間かけて佐多岬に行って来た – 鹿児島をぐるっと巡るドライブ旅行:2日目

2024年の旅行記
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おはようございます。今日は霧島神宮から南下して佐多岬に向かい、その後は桜島を経由して空港へと戻る行程での1日です。朝起きたら天気も良好で嬉しい。せっかくの岬で天気が悪いとガッカリしちゃうし。

昨日は何とかブログを書き終えたけど、レンタカーで都度書くと時間がもったいないからとまとめて書くとそれはそれで夜が大変。一体どうしたものかと悩みどころになっています。

枕崎に行くだけ行って霧島神宮へ - 鹿児島をぐるっと巡るドライブ旅行:1日目
行ったはいいけど天気は曇りで食事にもありつけず……。

しっかり食べて活力を出せる朝食

朝食。ごはんやみそ汁の他、九州のあまかだれを使った納豆やアジフライなど、バランスも良く品数豊富です。朝と言えば焼き魚という印象はあるけど、食べやすさとしてはアジフライのが良いかも。ごちそうさまでした。

朝から霧島神宮に参拝してきた

昨日に引き続き霧島神宮へとやってきました。というのも昨日はカメラだけしか持ってきておらず、お賽銭も入れられなかったので……。宿から徒歩1分という近さもあって、夕暮れや早朝の人が少ない時間帯に気軽に参拝できてうれしい。

展望台から桜島方面を眺めます。ちょっとモヤが掛かっているようにも感じますが、晴天で良い気分。

こんな誰も居ない光景を撮れるのも早朝ならでは。昨日のお詫び(?)と祈りを込めてお参りしてきました。さて、それではそろそろチェックアウトして出発しましょう。

佐多岬を目指してひたすら南下

今日の目的地である佐多岬は本州最南端に位置する場所。そんな場所なこともあってとにかく走っていかないと到着しない。別に何度もいかなくても良いかもしれないけど、一度は行っておきたい、そんな場所です。

温泉が滝になっている「丸尾滝」

霧島温泉の少し脇にひっそりと流れる滝。ここは丸尾滝と呼ばれるのですが、特徴は白濁した温泉が滝として流れていること。温泉の滝というと北海道のカムイワッカの湯の滝が思い出されますが、砂利道をひたすら走るカムイワッカに比べれば気軽に訪れる事ができます。

入るのに勇気のいる霧島最古の岩風呂

先程の丸尾の滝から少し北に行ったところにある岩風呂。登山道の脇にひっそりと存在しており、知る人ぞ知る秘湯のような扱いです。

特に整備されているというわけでもなく、源泉が湧き出る穴があるだけ。手を入れてみると適温で肌がすべっすべに。これは入りたい〜〜〜〜!と着替えて入浴。めちゃくちゃ良い湯加減でいつまでも入っていられる最高の温泉でした。

しかしここ、登山道の脇にあるってことは丸見えなんです。一応温泉だし裸で入っても文句を言われる筋合いはない……とは思うんですが、人の気配を気にしながら入らないとならないのは難易度が高いかも。でも泉質は最高なのでぜひ。

海に飛び出た島にある「菅原神社」

桜島を横目にひたすら南下。噴火活動中でもくもくと煙が上がっていますが、いたって平常運転らしく誰も気に留めていません。

無心で運転し続けてそろそろ休憩したいなぁと思っていた所、海に飛び出た場所にある神社を発見。面白そうなので休憩がてら寄ってみることに。

この神社は通称「荒平天神」として知られますが、正式名称は「菅原神社」という名前。学問の神とされる菅原道真を祀る神社だそうです。

本殿に行く道はめちゃくちゃ急。手すりに加えてロープまで用意されています。足元には細心の注意を払って登っていきます。てか落ちたらそれこそ「落ちる」で縁起が悪いし。

本殿に到着。置いてあったノートや飾られた絵馬には志望校合格などを願うものが多く、学業成就のご利益を求めてくる人が多いようです。

ちなみに神社への道は左右が砂浜。夏場は海水浴を楽しむ人でも賑わってそうです。

本土最南端の佐多岬に到着

ようやく佐多岬まで到着。距離としては紋別から稚内よりも短いのだけど、気分的にはそれよりも長く感じる。北海道の場合はずっと60km/h走行できるので、気分的にも楽なのかもしれない。

ここはもともと1企業が管理していたので、道路も通行料が取られていました。それが今では自治体管理となったので通行料は不要。駐車場も無料なので費用はかかりません。

観光案内所の横にある展望台から眺めた景色。ちょっと見にくいですが、中央右端にある建物が展望台。そこまで行けるようなので行ってみましょう。

ちょっと長めのトンネルを通って奥へ。こういうトンネルって若干ドキドキしますよね……え?しない?

展望台に行く途中の景色もまた絶景。ここまで来るのには往復6時間くらい掛かるので気軽に行こうとはならないものの、来た結果の達成感は十分に感じられます。天気が快晴だったのも運が良かった。

展望台のある場所まで到着。この先に日本最古の灯台があるんですが、そこまでは一般の人は行くことはできないようです。

それでは展望台を上っていきましょう。とはいっても2階なのですぐだけど。展望台の1階はゆったり休憩できるスペースになっている他、すぐそばにトイレも完備されています。

こちらが本土最南端の佐多岬からの景色。右側の先端に出っ張っているのが灯台ですが、よくあんな場所に立てられたなと感心します。遠くに見える陸地は種子島と屋久島。どちらもいつかは行ってみたいと思ってます。

少し目線を右に向けると見えるのが「硫黄島」に「竹島」など。なんか名前は有名な島ですが、実は戦争で有名になった硫黄島はここじゃないし、もちろん領土問題に揺れる竹島もここではありません。

床には見える島と距離の記載があるので、地図を見ながら島々を眺めるのも楽しみの一つです。さて、あんまり時間も無いのでそろそろ出発しましょう(来るのに3時間、居るのは1時間、帰るのに3時間……)。

帰り道に見かけた神社。なにやら木が参道を塞いでしまっていて、通れる場所がわずかしかありません。それかくぐるか。

神社の名前は「御崎神社」といい、薩摩藩が琉球を支配しに行こうとした際にここに移したといわれています。そしてご神体は日本全土の守護神とも伝えられているようで、格式高そうな神様です。

でもご利益の中に縁結びがあるし、それを重点的にお祈り……をしつつ思ったんですが、個人的に色々な意味で「良縁」はいただけている気がするんですよね。でもその「縁」を生かすも殺すも自分次第。この先は自分がどう行動するかが大事なのかもしれません。

桜島を経由して鹿児島空港へと3時間以上の移動

本日の旅行目的である「佐多岬」は無事に来ることができたので、残りは桜島の観光です。鹿児島空港までの時間は3時間ほど。レンタカーを返却するのは5時間後と考えると、寄り道や観光をしても十分間に合いそうです。

見かける学校が「閉校」ばっかり

佐多岬から市街地までの道中に見かけた学校。立派な碑が設置されている大泊小学校は本土最南端の小学校でしたが、2013年に閉校となっています。

こちらは南大隅高等学校の佐多分校。2002年に閉校となり、記念碑が残されています。なんだか見かける学校らしき建物がほとんど閉校してるような感じだったし、やってる学校を探すほうが大変なほど。

お昼ご飯を結局食べられずにスーパーへ

お昼ご飯を今日こそは食べる!と意気込んでいたのに、結局時間がなくなってしまいました。まあ今回は食事が目的じゃないので良いのだけど……。

そんなわけでやってきたのは鹿児島県や宮崎県でチェーン展開するスーパー「タイヨー」です。なにか良いものはあるかな。

買ってきたのは枕崎産で採れたかつおのタタキ。以前高知のお店で食べたものほどではないけど、臭みもなくて美味しい。

別のお店に行ってカンパチを入手。これも垂水で捕れたもののようで、新鮮かつ脂も乗ってます。なんかパックでもいいからご飯を買っておくべきだったと後悔。

最後に鶏肉の炭火焼きとタン塩のセット。欲しかったのは炭火焼きだけだったのだけど、セット品のが割引されてて安かったからこちらを。完全にお酒のおつまみとして売ってました。

桜島の溶岩を見られる「有村溶岩展望所」へ

ようやく桜島に到着し、最初によったのは「有村溶岩展望所」です。ここでは桜島が噴火したときの溶岩がゴロゴロ転がっていて噴火の威力を感じられます。

地図を見ると遠そうに見えるけど、展望台までは数分で到着します。左右にゴロゴロしてるのはみんな溶岩っぽい。

こうしてみると、こんなのが飛んできて当たったら即死確実だよなと恐怖を感じます。定期的に小規模な噴火を繰り返している桜島ですが、いつまた大爆発するかもしれないし。

展望台まで来て海側を眺めます。鹿児島湾を挟んだ鹿児島県が一望できるのも中央にある桜島ならでは。

反対側は噴煙を上げる桜島を間近に見ることができます。噴煙が上がってるということは噴火活動をしており、現在の噴火警戒レベルは3。入山制限が実施されるレベルです。

そして地面に目を向けるとめちゃくちゃ砂のようなものがちらばってますが、これは砂じゃなくて火山灰。場合によっては鹿児島市内にも降ってきて積もることがあるようです。

道の駅「桜島」で桜島小みかんソフトクリームを食べてきた

火山活動の威力を見たあとは道の駅へ。なんか面白そうなものがないかなと来たんですが、出てくる人の多くがソフトクリームを食べている。

店内で見てみると「桜島小みかんソフトクリーム」という御当地ソフトが販売されており、価格は300円。なおイオンカードやJAF会員証、SDカード(セーフティドライバーカード)を見せると50円引きとなります。

こちらがその桜島小みかんソフトクリーム。甘酸っぱくてさっぱり食べられます。何ならソフトクリームというよりもジェラートのような雰囲気かもしれない。

大正時代の大噴火で埋もれた鳥居

道の駅から空港に向かうルートは2つ。来た道を舞い戻るか、ぐるっと回るルートを進むかです。同じ道でもつまらないので回るルートを選択。途中黒神川という川があったんですが、見てみると水がない。調べてみると桜島の川は「水無川」と呼ばれ、普段は水がないのが正常なんだとか。

そんな不思議な光景を見ながら先に進むと「埋没鳥居」という気になるワードを見つけたので寄り道。噴火により埋没したってどういうことなの……。

説明の看板を見てみると、1914年におきた大噴火で集落一体が火山灰に埋もれてしまう災害が起き、そのときに埋まってしまった鳥居が今でも残されているとのこと。

これがその鳥居。もともとこういう高さの鳥居なのではなく、3mあったのに2m近くが火山灰によって埋もれてしまったと聞くと、噴火の恐ろしさを思い知ります。ちなみに先にあった神社も火山灰によって埋もれてしまったようで、この鳥居の手前に建て直されています。

またこのような鳥居は近くの「牛根麓稲荷神社」にもあるようですが、それは後から地図を見て気づきました。次回来た時にはそちらにも行ってみたい。

北海道旅行のような走行距離に

無事にレンタカーを返却して空港へ。走行距離を見ると2日間で543.8kmとめちゃくちゃ乗ってた。やっぱり佐多岬は遠すぎる。宮崎からも遠いし鹿児島からだって遠い。

鹿児島空港から帰路へ

鹿児島空港のラウンジに到着したのは結局19時過ぎ。保安検査の締め切りが19時55分なので、少しは充電やブログのまとめなどができそうですが、結局残作業が発生しそう。どうすればもっと効率よくリアルタイムに執筆できるのか……なんて悩んでいるのはきっと私だけでしょう。

鹿児島空港から羽田空港まで – ソラシドエア/SNA80便

時間も迫ってきたので保安検査を受けて搭乗口へ。さっさと入りたかったので入り口前でスタンバイし、窓側座席が呼ばれたら早々に機内へ。後から考えるとこれが正解だった。

機内に入るとナッシーがいっぱい。宮崎空港で大きなモニュメントがあったりしてコラボしているナッシージェットが鹿児島便でも用いられているようで、偶然乗ることができました。

主翼の先端部分にもナッシーが描かれていて楽しそう。

描かれているだけではなく、搭乗すると搭乗証明書やポストカードをもらうことができます。調べてみると全就航路線のうち1日6便しか運行されておらず、めちゃくちゃレアな機体にあたったようです。

羽田空港に着いたらバス移動。ちょっとした撮影タイムになってました。

羽田空港から品川まで – 京急空港線・本線

路線検索すると20時発の快特に乗れないと20分遅くなってしまうと判明。急いでホームに向かってなんとか間に合いました。最終便の時間がしかたなかったとはいえ、あんまり遅くの飛行機は焦りがちになるので良くないですね。

佐多岬が遠すぎる

今日の感想を一言でいうと、やっぱり「佐多岬が遠すぎる」に限ります。まさしく陸の孤島と言わんばかりの先端に位置しているし、車窓はひたすら海・海・海!でいい景色も見飽きてしまってた。とはいえ最南端として行きたかったので行けてよかったと思います(代わりに食事が犠牲になったけど)。

さて、来週ってか金曜日からは初の海外旅行。国内旅行なんてしてる暇があったら準備しないとならないのに、台湾の抽選くらいしか準備して無くてヤバい。

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