ソフトバンクのPayPayカードにCICへの誤登録をされたので開示してチェックしてみた

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ソフトバンク恒例の誤登録って感じもしなくはないですが、「また」ソフトバンクがCICへの誤登録をやってくれました。

他人事のように思ってたら自分も対象に。現状大きな支障は起きていませんが、念のためにCIC開示をしてチェックしてみました。

PayPayカードによるCIC誤登録

指定信用情報機関への信用情報の誤登録に関するお詫びと修正完了のお知らせ|PayPayカード

今回発表された内容としては、2022年4月17日~2022年5月2日の期間の間、CICに本来登録されるべき情報ではなく3年前の2019年4月時点での情報が誤って登録されていたとの内容です。

その期間にCICに照会して審査を行うことを実施した場合、誤った情報により影響を受けた可能性があるとのことでした。対象となる件数としては289,873件となりますが、これは「当該期間に照会された件数」であり、誤登録された件数ではないようです。

要は間違えたけど誰も見てなかったから大丈夫!って人はもっとたくさん居ることが考えられます。

なおソフトバンクは2013年にも同様の誤登録をやらかしており、「またか……」という印象が大きいですね。(でも前回は事故登録ミスなので、今回のがまだマシではあります。)

そもそもCICって?

指定信用情報機関のCIC

そもそも「CIC」って何という話の人が多そうですが、CICは指定信用情報機関という機関のひとつで、簡単に言えば「お金を貸しても大丈夫な人か」をクレジットカード会社や住宅ローンの会社などが判断するために使われる機関です。毎月の支払状況などを各社が提出して、他社もその情報を見ることが可能です。

例えばA社で支払遅延を起こした人がB社でクレジットカードを作ろうとしたら、「この人A社でやらかしてるからやめとこ……」と審査が落とされたりすることもあります。

なお逆に現金主義な人がいざクレジットカードを作ろうとしたら審査落ちしたりするのは、逆に何も記載がないから。このCICの情報って5年で消えるんですが、それの影響で「5年おとなしくしてた事故歴のある人」か「今まで使ったことの無い人」かの判断ができないのでシビアになるんですね。

とはいえ誰しも初めは何も記載がありません。若年層の場合は今まで使ったことがないだけの可能性が高いため比較的審査も通りやすいことから、若いうちにさっさと作っておけという風潮もあります。

クレジットカードだけではなく「割賦払い」「あと払い」も登録される

CICってクレジットカードの審査に使われるってのはそこそこ知られてる気はしますが、クレジットカードだけではなくスマートフォンなどの分割払い(割賦払い)や、メルペイやファミペイ、そして最近CMでも見るPayPayあと払いなども全て登録されます。

あまり「審査」という雰囲気がなく気軽に申し込めるサービスですが、「うっかり払い忘れた」などの事故を起こすと5年間は後を引きずることがあるので注意しましょう。

PayPayカードによるCICへの誤登録中に照会されたとの結果が出た

私は既にヤフーカードを解約してたのですが、今回のPayPayカードの誤登録は旧ヤフーカードを含む既に解約済みの人も対象となるということで、Yahoo!アカウントを持っている人ならオンラインでチェックが可能なURLが提供されています。

https://www.paypay-card.co.jp/confirmation/status

実際に確認してみた結果が以下。はい、やられました。

正直なこと言うと「もうどうしようもない」というのが結論ではあります。既に修正されたとしても、誤った期間中に照会された上で出された結果(審査結果)は覆ることはないため、深くお詫び位で済まさないでほしいという感想です。

誤登録されると審査に影響が生じる可能性がある

誤登録による影響はなんなのかという話なのですが、先ほど説明した通りCICはクレジットカードや住宅ローンの審査に影響するのですが、2022年時点での内容なら問題なく審査通過する所、2019年時点での内容なら審査落ちになるという可能性もゼロではありません。

クレジットカード程度ならまだマシなのですが、マイホーム購入の住宅ローンなどでは、審査結果により今後の人生が変わってきたりするので大きすぎる影響を及ぼす可能性があるんですよね。

再審査すれば良いと言うのもありますが、CICを照会したデータを各社が保持した場合、CICが修正されたとしても誤った記載の影響が続くと言ったことも考えられます。

なお私は該当期間真っ只中にクレジットカードの審査を通してましたが無事に通過していました。既に三井住友カードホルダーなこと、過去に事故は起こしてないので誤登録情報でも問題なかったのだと思われますが、誤登録で審査落ちしていたらと思うとヒヤッとします。

当該期間に照会した会社があるかどうか、CICの開示を行ってみた

今回誤登録期間に他社に照会されたということはPayPayカード側から通達がありましたが、「どこが」という情報までは把握していません。

そのため影響がある可能性の会社の確認のため、CICへの登録情報の開示を実施してみました。CICへの照会は通常1,000円の手数料が発生しますが、今回の事象対象者はPayPayカードが費用負担となります。(事前に問い合わせの上で承諾を得ることが必要)

CICへの登録情報には、クレジットカードなどの申込状況や、途上与信(限度額の変更などの審査)の状況、そして各社の残債や支払状況などがあります。短期間にたくさんクレジットカードを作ると審査が落ちるのはこのCICへの登録があるからなんですよね。

せっかくなのでひとつ載せてみました。属性として住所氏名などの個人情報の他、クレジットカードの利用可能枠や残債(表記のは翌月支払額)が確認可能です。

そして下の入金状況というのは支払が滞りなく行われたかのチェックが可能な項目で、遅延なく支払がある場合は「$」となります。

開示報告書の≪入金状況≫に表示される$やAなどの記号は何ですか?|CIC

遅延なしの「$」や利用がない「-」、空白が並ぶ場合はちゃんと約束通りにお金を返してくれる人と判断されますが、遅延を示す「A」が並ぶような人だと信用の無い人と判断されます。そうなると他社の審査などにも大きな影響を与えるので避けなければならないんですね。

結果として2社から照会があることが判明

CICの開示によって判明したのは、誤登録期間に2社からCICの照会があり、誤った内容を見られたということ。だからといって何かできるわけではないのですが、知れただけでもまだ良しとしましょう。

しかし多大な迷惑を被ることがあるCICの誤登録。ちゃんとやってほしいものです。

そういえばふと思い出したのがメルペイ100円事件。あれって確か対象期間中だったような……。