サンキュー♥ちばフリーパスでブルーベリーヒル勝浦に泊まりに行ってきた:1日目

2022年の旅行記
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今回は期間限定の企画乗車券「サンキュー♥ちばフリーパス」を使って、房総半島の勝浦にある「ブルーベリーヒル勝浦」へ向かうことに。

このホテルは関東ITソフトウェア健康組合の保養所になっているホテルで、被保険者は格安で宿泊することが可能です。

千葉県のJRと中小私鉄及び、バスと東京湾フェリーが乗り放題

サンキュー♥ちばフリーパス|JR東日本

今回の旅行で使用するのは「サンキュー♡ちばフリーパス」という企画乗車券。毎年秋ごろに発売され、2日間有効で3,970円。今年は9月1日から11月30日までが設定期間となっています。

サンキュー♥ちばフリー乗車券|JR東日本

また、都区内発となる「サンキュー♡ちばフリー乗車券」も同期間に発売され、こちらは4,790円。千葉県内の往復820円以上掛かるなら、こちらの方がお得な他、一旦降りて買いなおす手間がありません。

画像:JR東日本公式サイトより

フリーエリアは千葉県内のJR線全線(別途特急券を購入すれば特急にも乗車可能)と流鉄、銚子電鉄、小湊鐵道、いすみ鉄道の他、金谷港から久里浜港までの東京湾フェリーと指定のバス路線にも乗車可能です。

2019年には一旦離脱した小湊鐵道ですが、再び再加入して使えるようになったのは嬉しいところ。というか小湊鐵道が使えないといすみ鉄道にも行きにくいですからね。

小湊鐵道といすみ鉄道に乗って房総半島を横断

勝浦まで行くルートとしては、単純に外房線で行くか内房線経由で行くのが一番楽だし早いです。でも今回はせっかく小湊鐵道やいすみ鉄道に乗車可能なフリーパスを使うので、何年ぶりかも忘れたこの2つの路線に乗りつつ勝浦を目指します。

柏から船橋まで:東武野田線

まずは船橋駅に向かう必要があるので柏駅へとやってきました。乗り換え案内では次の列車でも問題ないようでしたが、きっぷを買う時間を考慮して1本前の列車で向かいます。

列車は急行船橋行き。途中停車駅は高柳、新鎌ヶ谷、終点船橋となっています。

列車番号2113A
種別急行
路線名称柏→船橋:東武野田線
運行区間柏→船橋
乗車区間柏→船橋
発着時刻9時41分→10時01分
列車運行情報

所要時間は20分。早く大宮から船橋までの全線急行運転が始まらないかなぁ。

ホームには幕とLEDの8000型が急行運用で並んでいました。いつまで走るの8000型。

柏駅は行き止まりのスイッチバックになっているので、通路からこんな感じに写真が撮れます。船橋と大宮双方の8000型急行並びは初めてみました。

急行|船橋の幕。幕車のがシャッター速度に影響しないで写真が撮れるので、スマートフォンなどでは撮りやすいとは思います。

船橋から五井まで:総武本線、内房線

船橋駅に到着しました。ここからはJRに乗り換えて房総半島へ向かいます。乗換駅の五井駅は内房線の駅。あんまり本数は無いですが、直通列車に乗ると楽に向かうことができます。

船橋駅でサンキュー♥ちばフリーパスを購入。片道では元が取れないルートですが、往復なら十分元が取れます。

列車は君津行き。君津って駅名ではよく見るのですが、木更津の少し先であんまり目立たないのも事実。何があるのと聞かれても答えに困ってしまいます。

列車番号823F
種別普通
路線名称船橋→蘇我:総武本線
蘇我→五井:内房線
運行区間大船→君津
乗車区間船橋→五井
発着時刻10時21分→11時01分
列車運行情報

五井までは40分の乗車。E217系がやってくることを期待して、9、10号車辺りに待機して待つことに。

しかしやってきたのは、全車ロングシートの運用となるE235系。この列車のグリーン車に乗ったことも無かったので乗るのも検討しましたが、たったの40分で使ってしまうのも勿体ないんですよね。

五井から上総中野まで:小湊鐵道線

五井からは小湊鐵道線に乗り換え。小湊鐵道はJRの改札内に又借りの形で入っています。

JRの改札から見える小湊鐵道線のホーム。時代が止まったような雰囲気を感じられます。

小湊鐵道線のホームに向かうとレトロな雰囲気が満載。古さもレベルを超えると味になります。

小湊鐵道線のホーム。なんだか北海道の田舎にいるみたいな感覚になります。このままサロマ湖の方まで走って行ってくれないでしょうか……。

駅名標はなんとなく国鉄風のデザインです。

列車番号15A
種別普通
路線名称五井→上総中野:小湊鐵道線
運行区間五井→上総中野
乗車区間五井→上総中野
発着時刻11時20分→12時40分
列車運行情報

乗車時間は1時間20分。クネクネしていて長そうに見える割には、あんまり乗車時間は長くありません。

車両はキハ20系をベースとしたキハ200系という列車。昭和36年ごろから製造された車両で、横の内房線では72系、113系、209系からE131系、E235系と置き換わっていく中、ずっと走り続けている車両です。

車両側面には「K.T.K」という文字が。これは「Kominato Tetsudo K.K.」の略称となっています。以前は一部非冷房車もあったようですが、今では全車が冷房対応となっているので夏場でも安心です。

そんな旧型車両が今でも現役で走り続ける小湊鐵道ですが、最近只見線で引退したキハ40系を「新しい車両」として導入しています。JRとしては骨董品でも、小湊鐵道からしたら新しい車両なんですよね。

旧只見線のデザインだったキハ40系は、小湊鐵道によって塗り直しと一部改造が行われて運行中です。再塗装されているので、あんまり古い感じはしないですね。

また、キハ200系はオールロングシートだったのに対し、キハ40系はボックスシートでの運用となります。景色を楽しみたいならキハ40系の運用に乗れると良いですね。

途中の里見駅では、交換列車との行き違いのために5分程度の停車時間が設けられています。

そのタイミングに合わせて、駅のホームでは地元の有志による即売会が実施。お弁当や名産品などが5分という短い時間ですが販売されています。

生しいたけとかはさすがに持って帰るのが面倒でしたが、コンビニで買った昼食の足しにといなりを購入。値段も良心的なので、昼食をここで買うと決めてくるのも良いかも。

そうして終点の上総中野駅に到着。東京駅から2時間半で来られるとは思えない静かな場所です。

木造の駅舎に古い気動車というのはどうも絵になります。昔の絵葉書に書かれていそうな光景が今でも見られるのは貴重です。

そしてここ、上総中野駅はいすみ鉄道との乗換駅。小湊鐵道といすみ鉄道はどちらも本数が少ないこともあり、列車同士の接続がなされています。多くの乗客が小湊鐵道からいすみ鉄道に乗り換えていき、列車が発車した頃には駅にはほとんど人は残っておらず。そんな駅です。

いすみ鉄道が発車していくときに見送る人たち。こういう光景って素敵ですよね。さて、私は1時間後の列車に乗って行く予定なので、周囲を散策してくることに。

上総中野駅の周辺を散策して井戸を見てきた

上総中野駅の周囲にはこれと言って有名な観光地というものは無いのですが、蒸気機関車の井戸と天然ガスの井戸があるようなので、見に行ってきました。

1つ目は蒸気機関車が使っていたという井戸。いすみ鉄道の踏切の手前にある道を進んで行きます。

線路の脇に囲われた部分があり、そこが蒸気機関車の井戸跡らしい。駅の地図には書いてある割には、現地には何も案内看板もないのがちょっと残念。当時の写真などがあれば良かったんですけどね。

続けて踏切を渡って川沿いにあるこちら。これが天然ガスの井戸らしいですが、こっちも何も案内も無し。特に臭いなどはないのですが、元々ガスは無臭。都市ガスなどは漏れに気づくように臭いを付けているということもあり、あまり滞在しない方が良いかもしれません。

この裏手には川があり、飛び石で渡ることができるようになっています。渡った先には神社があるようですが、時間がないので今回はパスすることに。

なんだか映画のワンシーンに出てきそうな光景です。うーん。制服を着たモデルさんいませんか(?)

ここでお昼ご飯タイム。駅にあるベンチに座ってホームを眺めながら食べるというのもある意味贅沢。

前から気になっていたローソンのチーズパンと、先ほど里見駅で購入したいなりすしを昼食にいただきます。駅前にコンビニなどは無いので、食べたいならあらかじめ用意してきましょう。

上総中野から大原まで:いすみ鉄道いすみ線

ゆっくり滞在してそろそろ列車の時間。1時間後の列車は接続も無いので、待つ人も数人というレベルです。

列車番号64D
種別普通
路線名称上総中野→大原:いすみ鉄道 いすみ線
運行区間上総中野→大原
乗車区間上総中野→大原
発着時刻13時46分→14時41分
列車運行情報

乗車時間は約1時間。合計すると約3時間くらいあれば房総半島を横断ができます。

車両はいすみ300型という列車。車両によってはロングシートの列車もあったようですが、この列車はボックスシートとなっています。景色などを見るならやっぱりボックスシートの方がのんびり見られていいですよね。

先に発車した接続列車は混雑していましたが、こちらはボックス席が余るほどの乗車率。このままいくのかな?と思ったのですが、途中駅でたくさん人が乗ってきて、大原に到着する頃には立ち客大勢の通勤列車状態になっていました。

車中では、大多喜にあるイチョウや大多喜城などの車窓から見える名所を案内しつつ、速度を落として写真撮影などが行いやすいように案内するサービスも。知らないと一瞬で通り過ぎてしまうような地元スポットをこうして教えてくれると新たな発見にもつながります。

そうして終点の大原駅に到着。ここからはJR外房線へと乗り換えます。

大原から勝浦まで:外房線

JRの大原駅へと移動。改札は分かれていますが、すぐそばなので5分も有れば十分乗り換えが可能だと思います。

列車番号3243M
種別普通
路線名称大原→勝浦:外房線
運行区間上総一ノ宮→木更津
乗車区間大原→勝浦
発着時刻15時01分→15時16分
列車運行情報

大原から勝浦までの所要時間は15分。車内で今回のホテルに一緒に泊まる相手を見つけて無事に合流。ここからは一緒に行動していきます。

列車はE131系。房総半島に導入された新型車両で、209系よりは乗り心地などが好きですが、2両編成ということでラッシュ時には足りないような話を以前聞いたような記憶もあります。

列車に揺られること15分ほどで勝浦駅に到着。この列車はこの先房総半島をぐるっと回って木更津まで向かう列車。乗り通したらかなりの長丁場になりそうです。

勝浦駅に到着して改札を出ると、なーにも無い駅前にちょっとびっくり。もっと色々あるものだと思っていましたが、あるのはデイリーヤマザキとココカラファインくらいで、こんなに寂れてたっけ?と思ってしまう状況でした。

でも勝浦って市街地は朝市の方なんでしたっけ?あんまり来たことがないのでピンと来ませんね。

関東ITS健康保険組合の保養所としても使える「ブルーベリーヒル勝浦」へ宿泊

今回の宿泊地は勝浦にある「ブルーベリーヒル勝浦」というホテル。ここは関東ITソフトウェア健康組合の保養所としても使えるホテルで、被保険者は1泊2食付きで5,500円という低価格で宿泊することが可能です。

勝浦駅からは結構離れているのですが、送迎バスも運行されているので列車で来ても問題なく向かうことができます。(とはいえ自家用車の方が利便性が良い場所なのは確か)

広々とした敷地を散策しながら宿泊棟へ

ここ、ブルーベリーヒル勝浦はホテルの敷地がとても広く、宿泊施設の他にも体育館やテニスコートなどの施設も整備されています。そしてホテルのフロントと宿泊をする建物も離れているので、送迎で移動するか、徒歩で移動する必要があります。

フロントの横には売店もあり、家族連れが多いからか駄菓子などのお菓子の販売も行われていました。

チェックインも済ませたので出発。宿泊する建物までは歩いて5分程度なので、今の時期なら歩いて行っても心地よい散歩気分を味わえます。道中には池などもあるので、はしゃいで走り回ると落ちます。

しばらく歩くと先に建物が見えてきます。これが今回泊まる「ノースヒル」という施設です。

手前にある大きな施設は研修棟となっていますが、中には製氷機や自動販売機などの設備が用意されています。製氷機がここにあるので、氷を取りに行くのに毎回外に出ていく必要があり、雨などの日だと行くだけで一苦労しそうです。

向かいにある建物が今回宿泊する施設。いくつかの建物に分かれているので、部屋番号を確認して泊まる棟へと向かいます。

広い部屋にジャグジーもあるバスルーム付きの部屋に宿泊

では、早速部屋に入っていきましょう。今回の部屋はツインルーム。ベッドの他、大きなソファーなどもある豪勢な部屋となっています。

ベッドはダブルベッドが2台。これだけの大きなベッドがあっても部屋を占領しないほどの広さのお部屋に泊まるのはそうそう無い経験です。

洗面所とアメニティ。ここは洗面所とトイレ、そしてバスルームもそれぞれ別となっており、狭い思いをすることはありません。

浴槽はかなり大きなタイプで、ジャグジーの設備も備わっています。正直家のよりもよっぽど広いし、昔泊まった時に泡風呂の入浴剤?を持ってきて遊んだ記憶もあります。大浴場は無いですが、これだけの広さならゆったり入れそうです。

トイレは普通の洋式ウォシュレットでした。

ホテルとして一般的な設備な冷蔵庫やケトル、そしてお茶とコーヒーも提供されています。冷蔵庫は空っぽなタイプなので、好きな飲み物などを持ち込んで入れることが可能です。

クローゼットも広々。今回はコートなどを着てきていないのですが、冬場とかに何人かで来ても十分収納可能なサイズです。

最後に眺望。部屋の場所が裏側なので、どこを開けても木くらいしか見えません。ちょっと残念ですが、まあ外に出れば良いだけだしな。

品数豊富でおいしい夕食バイキング

ブルーベリーヒル勝浦では平日はコース料理の提供ですが、土日はバイキング形式での食事となっています。色々食べられるのでバイキング形式のが好きですが、落ち着いて食べたいなら平日のがおすすめ。

バイキングメニューを紹介していきます。まずはサラダと小籠包。

続けてパスタにブルーベリーで煮込んだ豚肉。これ結構おいしかったです。

隣にはピザに鶏肉のクリーム煮、鮭のちゃんちゃん焼き、シーフードのアヒージョが並びます。アヒージョには好きなホタテも入っていたので嬉しい。

続いてサツマイモの天ぷら。サツマイモだけじゃなくて他にも用意してくれませんか……。入れ物のスペースも空いてるし。

お寿司とお刺身コーナー。「本日の」と書いてあるので、日によってラインナップが変わってそうです。今日はブリとサーモンの寿司、刺身は同じくブリ、サーモンにカツオとマグロが用意されていました。

薬味は色々。でもしょうがはわかるけど、にんにくって刺身に付けるんですかね?

刺身の隣にはご飯と汁物コーナー。普通の白米の他にピラフと、みそ汁の他にコーンスープが用意されていました。

コールドミートと書かれている中には、サラミや生ハムなどが盛り合わせで提供。そしてカツオのたたきの他、牛肉の炒め物にワカサギのカルパッチョ的な料理も並んでいました。

夕食でもパンが用意されている他、ちょっと離れていますが子供が好きそうなメニューが並んだコーナーもあります。なんかたこ焼きって他のホテルでも見た記憶ですが、そんなに子供ってたこ焼き好き?

入り口近くにあるデザートコーナー。結構力を入れているようで、タルトにケーキにプリンなど、様々なデザートが並んでいます。

ケーキの他にもフルーツの盛り合わせの他、別の場所にソフトクリームもありました。

最後にドリンクコーナー。アルコールは別料金ですが、ソフトドリンクは飲み放題です。そして先ほど話したソフトクリームはドリンクコーナーの端に設置されています。

さらに、スタッフにオーダーする形で提供されているのがスズキのボイル焼きと勝浦タンタンメン。ピリッとした辛さが美味しいご当地グルメです。

色々見て持ってきたバイキングメニュー。脂っぽいものばかりではなく、さっぱりとしたメニューも多かったです。お刺身も肉厚で美味しい。

結局3回くらい回収してきてしまいました。品数的にはこれくらいなら満足に食べられるので、多くも無く少なくもなくちょうど良いかなという感じ。そして最後のソフトクリームは濃厚なバニラで美味しかった。明日の朝もあれば良いなぁ。

明日は東京湾フェリーに乗りに

明日は朝チェックアウト後、内房線を進んで東京湾フェリーに乗りに行くことに。フリーパスなので往復して戻ってこようかなぁとも思っています。天気は下り坂ですが、どこまで持ってくれるかという感じ。

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