遠くの旅行も良いけども、近くの民宿に泊まってみるのも良さそうということで、南房総でお魚を堪能できそうなお宿を探して、聖山荘という民宿に泊まってきました。
現代的な旅館に慣れているとえっ!?って感じることもある旅館ではありますが、のどかな田舎気分を味わえてほっこりする民宿です。なお今回宿泊した際の旅行記は以下からどうぞ
田舎のおばあちゃん家みたいな「聖山荘」に宿泊
今日の宿は原岡桟橋からほど近い民宿「聖山荘」です。富浦駅からも近いので、列車で来ても良いし車で向かうこともできます。
でも車で行くときは車幅に注意。宿までの道は狭いし曲がり角も多いので、大きな車ではたどり着けません。擦りたくないなら上ってこない方が無難です。
私は小型車なのですんなり上って到着。案内看板があるので、迷わず来られると思います。
到着。ホテルとか旅館というよりも、田舎のおばあちゃん家という雰囲気を感じる佇まいです。インターフォンを押すと案内に出てきてくれます。
敷地内に何個か建物が建っているのですが、今回の部屋は右側の建物でした。早速行ってみましょう。
建物の中は懐かしい雰囲気。お世辞にも「きれい」ではありませんが、味がある感じで私は好きです。
お部屋は2階の角部屋でした。畳と電気カーペットが用意されており、布団などは押し入れから自分で出して敷くスタイルです。テレビとコンセントは部屋に用意がありました。アメニティという部類のものはなく、ポットとお茶があるだけです。歯ブラシも無いので持参しましょう。
電気カーペットの他にエアコンも設置。冬でも夏でも空調の面では心配無さそうです。布団は押し入れにあるのを勝手に出して使います。そして大きな特徴として、部屋の鍵はありません。鍵がない宿は北海道のサロマ湖以来2軒目ですね。
鍵がないのにトイレがあるわけもなく、トイレは共用のトイレが各階に用意されています。洋式だけどボットン便所でした。
電子レンジや冷蔵庫は別の建物に
冷蔵庫と電子レンジは別の建物に用意されています。自由に使えますが、冷蔵庫をここまで取りに来るのはちょっと面倒かも。
浴室は人口泉でゆったり
ここの浴場は天然温泉ではないですが、活性石を使用した温泉お風呂と書かれていました。どんな感じなのか見に行ってみましょう。
浴槽はあまり大きくないので、2人くらいは入ればいっぱいになりそうなサイズ。中では炭酸泉のように気泡が付く感じもあり、ただのお湯よりはゆったりできました。でも1人で貸切状態で入った方が良さそうな感じです。
浴室の裏には洗濯機もあります。でも見ての通りお風呂も別の建物なので、悪天候の時はお風呂に行くのが一苦労かもしれません。
房州えび(伊勢海老)もある豪華な夕食
今回の宿を決めた理由が夕食。全国旅行支援もあるし、じゃらんのクーポンもあるので一番いいプランにして予約しました。目玉は左上の房州海老。他にも刺身やフライ、煮物に焼き魚などと品数豊富な豪華な夕食です。
部屋食ですが、お盆にまとめて持ってきてくれるのでテーブルに並べるのはセルフサービス。並べ方のセンスが問われます。
活き締めしてまだ動いているほどの新鮮なエビが1尾。それをお刺身にしていただきます。プリップリで甘みもあって美味しい……!
お刺身は4点盛。どれも新鮮でおいしいものばかり。アジは半身ずつで1尾まるごとお刺身になってました。
フライはアジフライ。私アジフライ大好きなのでこれは嬉しい。少な目の衣であまり油っぽく感じない程度に食べられました。でも完全に冷め切ってたのが残念……。
最後に釜めし。これは火をつけて待って食べるので、出来立て熱々を食べられます。今の時期らしい竹の子がたくさん入って美味しい釜めしでした。
お肉は少なく、魚介と山の幸が中心となったボリュームたっぷりの夕食で満足。部屋で食べられるので時間も気にせず食べられるのが嬉しいですね。どうも会食会場とかだと落ち着かなかったりするし。
昨晩の房総えびが味噌汁になった朝食
朝食は7時半。ごはんに焼き魚、目玉焼きにのりというシンプルなメニューです。でも右上の味噌汁にエビが入ってますね。
このエビは昨晩食べた房総えびの殻の部分。残った部分も有効活躍されています。だしが効いて美味しい。
食事を食べてのんびり過ごしたらチェックアウト。お世話になりました。
リーズナブルに美味しい海鮮が楽しめる懐かしい宿
今回は食事の写真だけを見て選んだ感じが大きい宿でしたが、期待にはずれの無いボリュームたっぷりで美味しい食事が食べられて満足できる宿泊でした。しかし部屋の鍵が無かったりとセキュリティ面で若干不安になる点もあるので、その辺りを事前に承知の上で宿泊することをおすすめします。
車で行っても良いですし、富浦駅から徒歩15分か送迎もしてもらえます。列車旅で訪れてみるのも良いかもしれませんね。
コメント