宿でおいしい食事に舌つづみ|初の佐渡島へ行く2泊3日旅行:1日目

2023年の旅行記
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もう気づいたら6月も終了しそうで7月になろうという段階で時がたつのが早くて怖いこの頃ですが、今回は以前から行きたい!と思っていた佐渡島への旅行をしてきます。新潟には何度も行ったことがあっても、佐渡島に上陸したことは無かったんですよね。

佐渡島で何をするかは全く決めてないのですが、まあなんとかなるでしょうという楽観的な考えのいつもの旅行。天気が良ければいいのですが、あんまり良くなさそうなんですよね。

上越新幹線で新潟へノンストップ

新潟に行くならいつもは上越線をひたすら進むようなのが多いのですが、今回は上越新幹線のトク30を確保したので新幹線で向かいます。高速バスに比べれば高いのですが、所要時間は圧倒的な短縮効果なので……。

というか高速バスを調べると、新潟行きのバスって大宮経由のが無くて池袋とかまで向かわされます。それなら鈍行でも大して時間が変わらないというのもあり、結局新幹線しかない状況に。

大宮から新潟まで:上越新幹線

ということでやってきました大宮駅。新幹線なので朝も比較的のんびりとした出発。大宮駅の新幹線ホームでは、金曜日でもビジネスマン以外の旅行客も比較的多く見かけました。

乗車するのは2番目に出ているとき311号。この列車は新潟までの速達型の新幹線となっており、大宮を出た後の停車駅は新潟のみ。乗り間違えると新潟まで降りることができません。

列車番号1311C
種別とき|311号
路線名称大宮→新潟:上越新幹線
運行区間東京→新潟
乗車区間大宮→新潟
発着時刻9時34分→10時41分
列車運行情報

新潟までの所要時間は1時間7分。鈍行で新潟から長岡に到着するくらいの時間で大宮まで駆け抜けます。しかし関東平野を走っている時は良くても、群馬からの山間部はトンネルばっかり。車窓が楽しめないのは新幹線のデメリットです。

車両はW7系と西日本所属の新幹線でした。JR西日本エリアにはいかない運用ではありますが、西日本所属の車両が使用されることもあります。

運賃はお先にトクだ値の30%引き価格「7,090円」です。割引が渋~~~い東海道新幹線に比べると、比較的割引率の高いのがJR東日本の新幹線の特徴にも思います。今回は比較的安易に取れた30%割引ですが、場合によっては瞬殺だったりするのがネックなんですけどね。

座席はこんな感じの2列と3列シートが並んでいます。コンセントは窓側と通路側双方に設置されていますが、通路側用のコンセントの方が使いやすい印象です。そのため、隣に誰もいないときには通路側用のコンセントを使うことが多いです。

乗車していたらあっという間に新潟駅に到着。終点なので慌てなくても乗り過ごすことは無いのがありがたい。途中駅だとバタバタしがちです。

そんなわけで新潟。なんか今年何回も来ている気がする新潟県ですが、新潟駅まで来たのは今年初めて……なはず。長岡までなら何回も来ているけど。

きっぷは無効印をもらって持ち帰り。付与ポイントは1.5%減ってしまいますが、発行料として考えれば良いかなと思っています。ちゃんと一度在来線の構内に出てからもらうことで、「新潟出場」の印字も出るようにしておきました。

新潟から佐渡島まで佐渡汽船に乗って向かう

新潟駅に着いた時点では今回の目的地まではまだあります。距離的には短いのですが、新幹線に比べるとフェリーって時間が掛かるんですよね。っとその前に昼食を済ませてきましょう。

昼食を食べてフェリーに乗って15時ごろに佐渡島へ、今日はこんな行程で進みます。

新潟と言えばバスセンターのカレー

新潟駅から佐渡汽船のフェリー乗り場まではバスが運行されているのですが、徒歩でも大きく時間が変わらないのとバスセンターのカレーを食べたいという理由で歩いて向かうことに。そば屋さんだけどカレーばっかり有名になっている万代そばにやってきました。

新潟駅からは歩いて10分ほどの距離。ショッピングモールなどもあるので、お店ついでに食べに来ても良さそうな場所です。

注文したのはカレー普通盛りで、大盛りではありません。でもここのカレーって普通盛りでも一般的な大盛りかそれ以上のサイズ感があるので、小食の人はミニサイズを頼んでおくと苦しくならないと思います。

新潟県産のお米やにんじんじゃ玉ねぎ、豚肉などが使われたカレーで、そこそこの辛さが病みつきになる味。新潟に来たら食べたいな……!と毎回思う味なので、時間があれば食べに来てほしいお店です。

佐渡汽船に乗って佐渡島へ

バスカレーを食べたらフェリー乗り場へ。めちゃくちゃな蒸し暑さで何とも不快な気分なので、これならバスに乗って行っても良かったのかもしれません……。

若干の小雨が降る中、ようやくフェリー乗り場に到着。フェリー乗り場には30分前に到着するようにと書いてあったのですが20分前でも大丈夫かな……?

心配は無用だったようで、普通に券売機で販売をしていました。券売機では現金の他にもクレジットカードが利用可能な他、Suicaなどの交通系ICカードで乗船(窓口では購入、改札ではかざして)することもできるようです。

通常運賃2,160円+1,010円(燃料油価格変動調整金)
=3,170円
さどまる倶楽部の割引1,950円+1,010円(燃料油価格変動調整金)
=2,960円
2等旅客運賃

また無料で登録できる「さどまる倶楽部」というアプリを登録の上で、島内への宿泊と乗船日の3営業日までの予約を行うことで片道210円の割引を受けることができます。でもさどまる倶楽部の料金って燃料油価格変動調整金が加算されてない金額が書いてあるので、ちょっとわかりにくいですね……。

なお燃料油価格変動調整金というのは燃料費の上下によって変わる加算運賃。3か月ごとに見直しが行われているため、金額が上がることも下がることもあるようです。

乗車券を購入したら乗船口に並びます。ちなみにカーフェリーの他にも早いタイプのジェットフォイルも運行されています。でも急ぎじゃないなら高いだけなのでカーフェリーで良いと思います。

カーフェリーは大きな船。これほどの大きな船なので乗船中の揺れも少なさそうです。小さい船だと揺れが大きいんですよね。

カーフェリーの乗船券はQRが印刷されていて、これを改札でかざすという飛行機みたいな方式。良いんだけど反応が悪いと改札の進みが悪くなるので、Suicaで改札通った方がスムーズかもしれません。

そして乗船時に見つけた看板。この航路って国道のようで、両津港から佐渡島を通過して直江津港までがまるまる国道350号線になっているみたいです。ちょっと面白いですね。

室内は思ったよりも綺麗。今回乗船する2等室の他にも、1等室、特等室、スイートルームと様々な部屋が用意されています。結構乗船時間は長いので、特等室とかでゆったりするのも旅の楽しさかもしれません。

各等級の違いが書いてあります。1等と特等の部屋のグレードの差を見てしまうと、特等って結構割安なのでは?と思いますね。

特等ルームは他の旅客は入れない

スイートルーム特割、特等当日特割の実施について

ちなみに今、110周年記念でこんな割引を行っています。スイートルームはなんと当日空きがあれば半額!という大盤振る舞いなお値段なので、帰りに乗ってみようかなぁ。そんなに佐渡島に行くことも無いしね。

船内を散策してみると、ガチャガチャコーナーやゲームコーナーなど、長時間の乗船中に楽しめるような娯楽も用意されています。

船内には飲食店も。有名なコスタコーヒーも販売されているようです。

今回私が乗船するのは2等の雑魚寝。ジュータン敷きで寝ながら過ごせる空間です。

それでは新潟から出港。佐渡島までの2時間半ほどくらいの船旅です。携帯は途中までは繋がりますが、ある程度過ごすと圏外となってしまいます。天気が良ければ海を眺めていても良いですが、天気もこれだし寝て過ごしましょう。

おけさ灯台という灯台がお出迎え。陸からはいけないようなので、写真を撮るなら船から限定みたい。

若干日の光が入る佐渡島の両津港に入港。新潟市内に比べると風も涼しくて過ごしやすそうですが、やっぱり今にも雨が降りそうな天気なのが悲しい。

そうして無事に佐渡島に上陸。距離としては近いけども、所要時間としては沖縄よりも遠い島です。

カーシェアを借りて佐渡島を横断

車どうしようかなぁと思っていたのですが、面倒だしとカーシェアを予約しておきました。距離料金は掛かるけど、ガソリン代無料だからまあ良いかなと。今回の車はフィットでした。

台風のようなドンデン山

Googleマップをみているとドンデン山という面白そうな道があったので通ってみることに。こういう山道好きなんですよね。

道自体は比較的広めで快走路。途中に狭くなる場所もありましたが、そんなに気にするほどの狭さじゃないので地図のクネクネの割には走りやすい道です。

でも頂上の方に行くとものすごい風で車が揺れるほど。まるで台風の真ん中にいるような感覚です。でも反対側に抜けると比較的落ち着いてきました。

道中には名もなき滝も。雨が降っているので水量も多く、小さくても迫力満点です。

ドンデン山を降りて道を進むと、何やら気になるトンネルが。なんなんだろうこれ……?

山を越えてきたので燃費が10kmくらいに。まあガソリン代は無料なので燃費はどうでも良いのが気楽です。

海が眺められる旅館「尖閣荘」に宿泊

今回の宿泊先は佐渡島の北側、尖閣湾にある尖閣荘という旅館です。

駐車場には何か本と銅像のモニュメントがありました。由来を見てみると、昭和54年の尖閣荘設立25周年で作られたもののようです。

こちらが本日の宿の尖閣荘。民宿のような感じでゆったり落ち着いたお宿です。見た感じ右側の建物が当初から有って、左側は増築したように見えますね。

入口には旅行会社の協定看板がちらほら。最近はこういうのは見かけないですが、昔からあるような旅館に飾られているのを見ると風情を感じます。

ロビーには佐渡島のポスターや書籍などが色々おいてあります。綺麗なホテルってのも良いですが、旅館の雰囲気のがなんだか落ち着きますね。周遊タクシーなどもやっているようで、比較的安価に佐渡島を観光することもできるようです。

この旅館はトイレ別の1階の部屋と、トイレ付きの2階の部屋があります。2階の部屋のがオーシャンビューで景色も良いのですが、1階の部屋の雰囲気も中々良さそう。特にこの廊下の雰囲気が好き。

話を聞いてみると、1階の部屋は昭和27年の開業当時に作られた部屋で、当時の大工さんのこだわりが詰まった部屋とのこと。でもトイレが部屋にないので、部屋にないと困るという人とオーシャンビューを見たい人は2階にいきましょう。

1階の廊下を進んだ先には娯楽室として卓球台と……ジム!?のような設備が置いてあります。試しに30kgくらいを持とうとしたら重くて持ち上がらなかった。

さらに奥には大浴場。展望風呂というのが売りなのですが、今日、明日は天気もあんまり良くないので展望もあまり期待できません。晴れている時ならきっと良い展望なんだろうな。

洗濯機もありました。1回200円とリーズナブルな利用料です。

部屋はオーシャンビューの和室

今日の部屋は2階にあるオーシャンビューの部屋。こういう旅館としては珍しく?トイレが部屋に備え付けられているお部屋で、8畳に広縁という1名~2名で過ごすのにちょうど良さそうな広さです。

テレビの下には金庫。そして横にはコンセントが設置されています。ちょっと奥まった場所にあるのと1つしかないので、延長のOAタップなどがあると便利だと思います。

広縁の隅には冷蔵庫がありました。コンセントが抜かれているので、差し込んで利用しましょう。冷凍庫が大きいのですぐに飲み物とかも冷やせそうです(忘れてカチコチにならないようには注意)

エアコンは備え付けの個別空調です。快適な温度で過ごすことができました。

クローゼットには巾着袋とタオル。巾着袋の中には尖閣荘と書かれたフェイスタオルも入っているので、旅のお土産にもなりそうです。そしてお布団は自分で敷くスタイルでした。

部屋のトイレは洋式でウォシュレット付き。洗面台も備え付けられています。

佐渡島の海の幸が堪能できる品数豊富な夕食

それでは楽しみにしていた夕食です。ここの夕食は佐渡島で採れた海の幸や山の幸をふんだんに使った地消地産なメニューが多いラインナップです。焼き物に刺身に天ぷら、それにまるまるのカニと見た目にも豪華な品々が並びます。

まずはベニズワイガニさん。佐渡島では漁が解禁されているということで、冷凍品じゃないらしい。みもたっぷり詰まってそうです。

ズワイガニってこうやって綺麗に取れると気分が良いんですが、中々そうもいかないのが実情。美味しいけど食べるのが大変なんですよね。

お刺身はサザエに佐渡島産の大トロ、しいら、たこにボタンエビ。佐渡島ってマグロ採れるんですね驚きです。大トロはもちろん脂が乗ってとても美味しかったのですが、ボタンエビも海老の味が凝縮されてておかわり食べたくなっちゃいます。

佐渡島産のそば粉を使用した十割そば。

佐渡島産の行者にんにくにマグロの煮付けやふぐの白子などの先付け。行者にんにくは少しでもパンチが効いてます。

焼き物は牡蠣に海老、ホタテにあさりなど海産物がたっぷり。

バイ貝の煮付け。爪楊枝で身を引っ張って食べます。おいしいよね。

焼き鮭。ああ焼き鮭ねと思うかもしれませんが、食べてみて油の乗りにびっくり。想像以上に脂が乗った鮭で、焼き鮭ってこんなに美味しかったの!?と思える味です。ちなみにこれも佐渡島で養殖された佐渡島産の鮭だそうで。

イカのお吸い物。これも佐渡島のイカに佐渡島の海藻が入ってます。あんまりイカのお吸い物って聞かないですが、案外合うもんですね。

そして新潟といえばお米です。ここで提供されるのは佐渡島産のコシヒカリで、言えばおかわりを何回でも貰えます。たくさん食べましょう。

こんもり盛ってもぐもぐ……からっぽ!おかずも食べずにごはんだけで食べきってしまうほどのおいしいお米。やっぱり新潟県のお米は最高です。結局お茶わんで5杯分くらい食べちゃいました。

佐渡島の食材を中心に品数豊富な夕食に大満足。ごちそうさまでした。

明日はどうする雨だよ?

佐渡島のお天気は明日も雨。なんとタイミングが悪いなという状況ですが、雨なのは仕方ありません。佐渡島の海や絶景を期待はできないので、はてさてどうしたものでしょうか。

あいにくの天気だったけど、佐渡の近代遺跡と金山を見てきた|初の佐渡島へ行く2泊3日旅行:2日目
雨でも楽しめる佐渡島の観光スポット(?)を巡ってきました。

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