ドコモの発行するクレジットカード「dカード」と「dカードゴールド」のデザインがリニューアルされます。今どきの前面にはカード番号が無く、背面にカード番号が印字されるスタイルです。
さらにカードの利用通知などの機能も搭載され、便利なクレジットカードへと進化しています。
エンボスレスなデザインにリニューアルするdカード
ドコモが発行し、100円でdポイントが1ポイントたまるという使い勝手の良いクレジットカードであるdカードですが、今回エンボスレスをメインとするデザインリニューアルが行われます。カード入れなどに入れても出っ張りが気になるこの頃ではあるので、エンボスレスとなるのは嬉しい変更です。
新カードの発行開始は2023年7月31日からとなり、全てのカードにおいて「dポイントカード」「iD」「タッチ決済」の機能が搭載されます。
まずはdカードゴールドから。通常デザインの他にdポイントのイメージキャラクター「ポインコ」がデザインされたカードの3種類が提供されます。ポインコデザインはかわいい感じはありますが、ゴールド感を感じるなら通常デザインのほうがシンプルで高貴な印象です。
続いては年会費無料の通常カード。こちらはホワイトとレッドとブルーの3色展開となり、ホワイトとレッドではポインコデザインも提供されます。
背面のデザインは全カード共通となっているようです。クレジットカード番号の他にもiDの番号にdポイントカード番号などと記載項目がぎっしり。最近は署名欄の無いカードも有りますが、dカードには署名欄が残されています。
また、今まで記載の有った問い合わせ先の電話番号がQRコードに変更となっているほか、しれっと拾った人に薄謝進呈という文言が消えています。わざわざ問い合わせる人も少ないとは思いますが、こういう所も経費削減なのでしょうか……。
利用通知やカードロックの機能が搭載
今回のデザインリニューアルに合わせて、不正利用対策として便利な2つの機能がリリースされます。
まずはクレジットカードの不正利用対策として有能な利用通知機能。今までdカードにはありませんでしたが、新たに機能が追加されます。オーソリの段階で金額だけでも把握できることで、不正利用を早期に発見することができます。
また、クレジットカードを海外での利用を停止する、オンラインでの利用を停止するなど、利用先に応じてロックすることが可能となります。実店舗でしか使わないという場合は日本国内の実店舗利用のみを許可しておくことで、不正利用を事前に防ぐことも出来そうですね。
三井住友カードの提携カードは切り替えが必要
今回スタートする新サービスは、dカードの中でも「4363」「5344」「5365」から始まるカードのみで実施されます。手持ちのカードが「4980」「5302」「5334」から始まる場合は、新デザインのカードへと切り替えが必要となり、その場合の手数料は無料となります。
逆に現在利用しているカード番号が「4363」「5344」「5365」から始まる場合、再発行扱いとなり手数料として1,100円が発生します。なお新サービスに関してはデザインを変更しなくても利用可能です。
カード番号の頭4桁 | 提携先カード会社 |
「4980」「5302」「5334」 | 三井住友カード |
「4363」「5344」「5365」 | UCカード |
カード番号によって対応が違うのは、同じdカードでも提携先が違うから。以前は三井住友カードと提携していたのですが、2020年ごろにUCカードへと切り替わった経緯があります。今回の新デザイン及び新サービスはUCカード提携のdカードのみのサービスとなるために三井住友カード時代のカードの人は切り替える必要が発生します。
注意点としては切り替えた場合にはカード番号が変更となる他、会員サイトも変更となります。意図的に切り替えない場合は利用中のカード番号のままで更新されるため、新デザインに変えたいという理由がないなら急いで変更する必要はありません。
デザインや機能がリニューアルするdカード。私のカードは三井住友時代なので手数料無料で変更できるのですが、変更してしまうと二度と今のデザインには戻れません。ちょっと悩みどころですね。
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