おはようございます。今日は紋別から稚内に向かって、そこから豊富温泉経由で枝幸町へ向かうという一番の長丁場な行程です。景色・食事・温泉と色々楽しめればなと思ってます。
今まで宗谷岬に行っても天気に恵まれなかったけど、今回は期待できそう。どっかの法則を壊す時が来ました(?)
朝からホタテ食べ放題の紋別セントラルホテルの朝食
今回の旅行で楽しみにしていたのがこの朝食。朝からホタテが食べ放題と聞いて、ホタテ大好きな私としては天国のような朝食の時間です。
まずはかぼちゃの煮物と卵コーナー。卵料理が温泉たまご、厚焼玉子、スクランブルエッグ、味付け卵と豊富なラインナップです。
続けてはメインともいえるホタテコーナー。ホタテとタコの刺身、そしてホタテのタタキが食べ放題です。ここまでホタテが山積みな朝食バイキングとか初めて見ましたわ……。天国だ。
朝らしく納豆や卵、湯豆腐と裏手には焼き魚。鮭も大きいしサバじゃなくてホッケなのが北海道らしくて好印象です。
サラダコーナーにはマリネなどの他、ブロッコリーやトマトなども用意されていました。他にもポテトサラダなど。デザートコーナーはフルーツとおこっぺヨーグルトのラインナップ。
ご飯コーナー。白米とカレーのほか、おかゆも用意されています。横にはそうめんなども。パンもあったのですが、撮り忘れました……。
温かい総菜コーナー。北海道らしいジンギスカンの他、ベーコンやウィンナーなどの定番品、そしてここにもホタテフライが並んでいました。ホタテ三昧ですね。
最後に目玉焼きとドリンク。牛乳がおこっぺ牛乳と四つ葉牛乳の2種類あったのは驚き。四つ葉牛乳は美味しいですよね。
バイキングで取ってきた料理たち。どれも味付けや食材の味も美味しくて箸が進みます。ジンギスカンも柔らかいし、ホタテも臭みも皆無で食べ放題にしては結構なクオリティに思えます。
ジンギスカンが美味しかったのでおかわり。そしてホタテは欠かせない。ごはんを持ってきてホタテをこれでもかと盛りまくった特製ホタテ丼を作っていただきます。
これだけホタテの刺身を関東で食べたらいくらするんだろうと思いつつ、気が済むまでホタテを食べつくして大満足。ごちそうさまでした。
稚内に向けて車を走らせること数時間
今日の計画は紋別から宗谷岬、ノシャップ岬と稚内を巡って、そのあとは豊富温泉を経由して宿泊先の「うたのぼりグリーンパークホテル」に向かう行程です。かなりの距離ではあるのですが、「行けそう」という軽率な考えで向かっていきたいと思います。
出発前の紋別はこのどんより具合。しかし天気予報では稚内は晴れみたいです。本当なのかなぁ。
紋別から稚内までは212kmという距離感。直行すれば3時間半くらいですが、あれこれ寄るので5時間くらいで到着するかなという想定です。
オムシャリ沼にある湖畔橋の横に名寄本線の廃線跡を発見
オホーツク国道を走っていると、途中に廃橋を発見。場所的に名寄本線の廃線跡っぽいですね。
廃止されてから30年以上経過している名寄本線。名前は「旧国鉄富丘湖畔橋」というようですが、このレベルで見ごたえがある廃線跡があることが驚きです。名寄本線乗ってみたかったな。
旧興部駅周辺にも名寄本線の痕跡が残る
名寄本線は遠軽~名寄をオホーツク海側を通って向かう路線。途中の興部から内陸に入って名寄へと向かいます。
川もないのに橋が架かっている興部市街地手前。こういうのは「跨線橋」な可能性が高いと段々察せるようになりました。
廃線となっても当時から残る橋には「名寄本線」という記載が残っています。書いてあっても橋の下に線路がないってのは悲しくなります。
廃線跡は今ではサイクリングロードとして転用されていました。廃線跡をサイクリングするのも良いなぁとは思いますが、なかなか難しいんですよね(時間もないし自転車もない)
元興部駅にある道の駅おこっぺ。今日はマラソン大会ということで屋台も出て盛り上がっていました。
この道の駅にある旧名寄本線の車両を再利用した施設。休憩所や宿泊所として使えるのですが、今はコロナの影響で休業中。
利用料金はなんと無料。いつか宿泊してみたいなと思いますが、いつ再開になることやら……。
日本最北の村「猿払村」に行ってみた
今回はオホーツク海側を通るので、途中猿払村という村を経由します。ここは日本最北の村でホタテが有名な村ってか、北見~稚内くらいまでホタテばっかりな感じです。
昼になっちゃったけど食べる予定もないのでセイコーマートに寄って軽食を調達。北海道限定のりんごキャラメルシュークリームを購入してみました。美味しいから関東でも売ってほしい。
途中国道から外れて「猿払エサヌカ線」という道にやってきました。ここは周囲に何もない中に道がまっすぐ通っています。これぞ北海道という感じのある意味「何もないという贅沢」です。
この道を経由しても大きく時間が掛かるわけではないので、宗谷岬方面に行くなら国道からずれて通っていくことをおすすめ。
車を走らせて道の駅さるふつに寄り道。何か食べるの無いかと思ったけど結構高いのでパス……。ホタテ焼きが1枚500円近くは結構高く感じてしまいます。
道の駅を超えて稚内方面に進んで行くと、白い山を発見。これは道北のオホーツク側でよく見かけるホタテの貝殻の山です。貝殻は色々と再利用されるみたいでゴミにはならないらしい。
ついに晴れ間の宗谷岬に行けた
ようやく「稚内市」に到着。ここまで来るともう宗谷岬は目前ですね。でもまだどんよりしてるけど大丈夫なのかな。
宗谷岬に近づくと徐々に晴れていく空。そして宗谷岬に到着したら日差しも届き、樺太も見えるほどに。今まで雨、台風と散々な宗谷岬でしたが、ようやく念願叶ってという感じ。
前回の訪問時。この時は当初は散々だった感じでしたね。台風で街中が川のようになってました。
日本最北端というか正確には本土最北端でしょうか。海を望むと遠くに(43kmくらい先みたい)樺太が見え、建物らしきものまで見えて近さを感じます。
天気も良いこともあって観光客も続々。前に来たときは台風で誰もいなかったような。
宗谷岬の近くには宗谷岬神社が。前回来た時には今度は天気が良いようにとかお願いしたような記憶もあります。ってことで次は彼女を連れてきたい……、とお願いを(?)
宗谷岬の裏手にある高台には展望台もあります。この歴史ありそうな建物は明治時代からの日本軍が国境監視のために使用していた施設とのこと。今では観光施設になっていますが、内部には入れないのが残念。
ホタテの貝殻が敷き詰められた「白い道」を通ってきた
宗谷岬の裏手の道を7km程度進むと、「白い道」という道に行くことができます。これはホタテの貝殻が敷き詰められた道で、その名の通り真っ白な道。
道中は高原の景色を楽しむことができます。宗谷岬は結構観光客が居ましたが、こっちはあんまり人気がないのでのんびり見て回れます。
そうして白い道に到着。こうみると白い砂のようにも見えますが、よく見るとホタテの貝殻が敷き詰められているのがわかります。案外走りやすいけどタイヤが真っ白になる……。
宗谷岬側から行くと、前にオホーツク海を見ながら進むことができます。天気も良いので緑と白と青のコントラストがきれい。天気がいい時に来れて良かったです。
終点に降りる道が最後の絶景スポット、オホーツク海に向かう1本道。水平線の先に見えるのは樺太でしょうか……?ちょっと方角が違うような気もしないでもない。
利尻富士も眺められるノシャップ岬
前回来た2020年8月は台風で車で降りるなんて無理な状態でしたが、今回は青空の下で来ることができました。遠くには利尻島にある利尻富士も見え、いつか行ってみたいなぁとは思いますね。
ノシャップ岬にはイルカのモニュメントと時計が置いてあります。タイミングによってはイルカが見られたりするのでしょうけども、ちょっと海を見た限りではそれっぽいものは見られませんでした。
豊富温泉に寄り道して今晩の宿へ
稚内で行きたい場所を巡れたので、ここからは南下して宿へと向かっていきます。
途中にある「豊富温泉」に行ってみたいなと前から思っていたので、ちょっと寄り道していきたいと思います。
石油の匂いがほんのりする豊富温泉
ノシャップ岬から車で1時間掛からない程度で到着した豊富温泉。途中に制限速度70kmのバイパスがあるので距離の割にあっという間に到着します。
ここ豊富温泉は原油が混じった独特な温泉。お湯には油の膜が浮いていて、風呂上がりにはなんかぬるぬるする感じに。少しの入浴で体もぽっかぽかです。肌にも良いらしいし家の近くに欲しい温泉です。
食後にはそのまま帰るのはもったいない。館内のレストランのジンギスカンが美味しいと評判なので食べていくことにしました。ちょうど夕飯も食べたかったので都合も良いしね。
今回頼んだのはえぞ鹿ジンギスカン。鹿のジンギスカンって北海道らしいメニューで楽しみ。
値段は990円なのですが、値段の割にお肉がたっぷりな上にウインナーまで付いてきます。これ1,500円位でも安いと思えるようなボリュームです。ジンギスカンは自分で焼くスタイルなので専用の鍋がやってきます。
お肉を焼いてもぐもぐ。鹿肉だけど臭みも無くてめちゃくちゃ柔らかい。鹿肉にハマりそうな美味しさです。これこの値段で本当に良いの??
ご飯の上に乗せて一緒に食べるとまた格別。想像以上に美味しくて後の道中でも「あれめっちゃ美味しかったなぁ」と何度も思い返すほどでまた食べたくなる……。ふるさと納税とかであるか見てみようかな。
ちなみにエゾシカは豊富町産。そこらへんに居るシカみたいですね。
歌登にある「うたのぼりグリーンパークホテル」に宿泊
豊富温泉から車で1時間半ほどで本日の宿泊先である「うたのぼりグリーンパークホテル」に到着。ここにしたのは明日の女満別空港までの距離感と温泉、そして値段ですね。
なんか大学生の集団も来ていたので、合宿などで来ているのでしょうか。いいなぁ。
フロントはこんな感じの広々な宿。浴衣やアメニティは各自で持っていくスタイルでした。
左手にある売店には、よくあるアイスの他にも特産品の販売も行われていました。鮭とばとか食べてみようかなと思いつつ、横のうたのぼり饅頭が気になる……。
それでは部屋に向かいましょう。今回は旧館の和室。旧館は「バス・洗面所・冷蔵庫なし」という代わりに、素泊まり3,700円という低価格で宿泊可能なホテルです。
冷蔵庫や洗面所、トイレは共用設備として用意されています。また氷は売店の冷凍庫にて無料提供されていました。
画像:うたのぼりグリーンパークホテル公式サイトより
またここは温泉があるのでバスが無いのは問題なし。天然の炭酸泉で、加水循環の浴槽もありますが、源泉かけ流しの湯舟も。源泉かけ流しの湯舟は冷たい源泉が流れていて内部で温めているみたいですね。
加水の浴槽は薄い感じですが、源泉の湯舟は入ると炭酸のシュワシュワが肌に付いて楽しい。体もポカポカになります。また、入浴剤入りの真水の浴槽やサウナなどの設備もあり、スパみたいな雰囲気もありました。
そういえばどっちも塩素消毒してるみたいですが、特に塩素臭は感じられず。てか源泉かけ流しの方ってホントに消毒してるのかな?
ホテルの目の前で満天の星空を満喫できた
北海道旅行で都心部に泊まらない場合の楽しみが星空。今まで留辺蘂とか函館ではちょっと車で走らせて見に行きましたが、今回のホテルは目の前から星空が楽しめるみたいです。
カメラで15秒ほどシャッターを切って撮影、今までと比べて一番きれいに撮影できたかも。写真でもきれいに見えると思いますが、実物は格別。是非実際の星空を見てみてほしいです。
ちょっと現像ソフトで明るさなどを調整してみました。こう見ると星空としては写真にした方がきれいかもしれない……。今度は三脚とか持ってきて撮ってみたいですね。
明日は女満別空港に向かいながらサロマ湖と北見市へ
明日は最終日。15時過ぎの飛行機に乗るために14時半ごろに女満別空港へと向かいたいと思います。それまでの間に寄り道をしていければなと思います。
温泉とかも入りたいけども、北見に何時に着けるかによりそうですね。
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