JR東海の北陸観光フリーきっぷで巡る北陸&高山本線巡りの旅:1日目

2022年の旅行記
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新年度最初の旅行は北陸方面の乗り鉄旅です。北陸新幹線の敦賀延伸でどうなるかわからないので早々に行くことに。

使うのは前から使いたいと思っていた北陸観光フリーきっぷ。片道ずつしらさぎとひだを使ってぐるっと回るタイプのフリーきっぷです。

北陸エリアのフリーきっぷは各社出しているけども、実質的に東海のしか使えない

今回使うのはJR東海の出している企画乗車券「北陸観光フリーきっぷ」なのですが、実はJR東日本も同様の往復切符を発売しています。そしてJR西日本も同様に出しているのですが、なぜわざわざ東海の企画乗車券を使っているかというのが以下。

きっぷ名利用条件
JR東日本北陸フリーきっぷ大人の休日倶楽部会員限定・前日購入
JR東海北陸観光フリーきっぷなし
JR西日本北陸乗り放題きっぷ2名以上同一行程・前日購入

北陸エリアが乗り放題なきっぷは各社往復新幹線・特急と共に発売しているのですが、JR東日本は大人の休日倶楽部限定という若者切り捨て状態、JR西日本はおひとり様は客じゃない状態で2名様以上と果てしなく使いにくい。

その点JR東海のフリーきっぷは「年齢制限無し」「人数制限無し」「購入は当日可能」という非常に使いやすいきっぷとなっています。

JR東日本・西日本のフリーエリア
JR東海のフリーエリア

なおフリーエリアは各社ほぼ同じですが、JR東海のフリーきっぷは「敦賀~小浜」の小浜線が利用できません。謎ですが使うこともないので問題ありません。

JR東海の北陸観光フリーきっぷ

北陸観光フリーきっぷ|JR東海

それでは今回使う北陸観光フリーきっぷの説明ですが、このきっぷは往復のルートが決められており、「ひだ」か「しらさぎ」の双方を乗車する必要があります。

行き帰りどちらでもいいのですが、ひだで往復、しらさぎで往復という使い方はできないきっぷです。個人的には双方乗れる方が都合は良いので逆にありがたい?条件です。

名古屋発16,230円
浜松発18,330円
静岡発19,360円

料金は上記の通り。この料金には名古屋もしくは米原までの指定新幹線特急券と、往復のひだ&しらさぎの指定席特急券及びフリーエリア内の自由席特急券・乗車券が含まれています。

なお名古屋~米原は東海道新幹線かしらさぎの好きな方を乗ることが出来ます。

またフリーエリア外での途中下車は基本的に不可となりますが、例外として高山本線の「下呂・高山・飛騨古川」に限り途中下車が可能となっており、指定席特急券も当該駅に限り乗継で複数発行可能です。

そして有効期間は最長で4日間となっており、連休などでも使いやすいきっぷとなっています。

フリーエリアは上記の通りなのですが、この区間の「自由席特急券付き」のフリーきっぷなので、新幹線にも乗り放題です。しかし元JR富山港線だった地鉄の区間は乗車できないんですね。

新幹線にも乗れるということで、新幹線で一気に行くも良いし、並行在来線でのんびり向かうのもありですね。今回は行きはしらさぎ、帰りはひだという行程で巡っていきたいと思います。

きっぷを買うために静岡へ

今回のきっぷは静岡まで行かないと購入できないので、まずは静岡県に向かっていきます。今回は余っていた青春18きっぷを使いますが、まあぷらっとこだまとかEXこだまグリーン早特でも良いでしょうね。

また、在来線のみで行く場合で青春18きっぷ期間外であれば、小田急線の小田原経由が最安値。知っておくと便利です。(新宿→静岡:2,581円)

なお小田原~静岡は96kmで途中下車が出来ないので、途中下車したい場合は少し伸ばして100km以上にするか、松田から御殿場線経由にすると100km越えて可能です(JR区間が1,690円から1,980円になるけど……)

大宮から熱海まで:東北本線、東海道本線

今日は朝4時に起きて路線検索して寝直すという前日にやっておけというのを朝からやってました。結局6時26分大宮発の列車で向かいます。

前回の東海道本線は「さあ小倉まで」とか行っていたのですが、今回は鈍行は静岡まで。気楽ですね。とりあえず熱海に向かいます。

  • 1825E
  • 大宮→東京:東北本線
  • 東京→熱海:東海道本線
  • 普通
  • 新前橋→熱海
  • 大宮→熱海
  • 6時26分→8時59分

乗車時間は2時間半ほど。正直あんまり大したこと無い距離にしか思えなくなってきているこの頃。のぞみなら大阪の近くまで行けちゃう時間なのに……。

でも逆にゆっくりブログを書く時間があると思えばそれはそれかもしれません。

E231系だし、大宮から熱海だしグリーン車使おうかなと思ったのですが、ボックス席確保できたので良いやと熱海まで固いシートで向かいます。結局いつもこうやって人権の無いシートで永遠と移動しちゃうんですよね。

途中根府川駅周辺では車窓から桜と海が。 何度来てもこの辺りからの景色は良いものですね。

熱海から清水まで:東海道本線

熱海駅に到着。ここからはJR東海区間となります。熱海からは約1時間程度で清水に到着。

列車は島田行き。静岡を越えた少し先まで行く列車ですね。東海道本線では良く見る行き先です。

  • 429M
  • 熱海→清水:東海道本線
  • 普通
  • 熱海→島田
  • 熱海→清水
  • 9時06分→10時16分

清水駅は静岡駅のちょっと手前の駅。何をしに行くかってもちろんマグロを食べに行くのです。それ以外の理由はありません。

列車は211系の5000番台。静岡エリアでは313系8000番台の登場に沸いていますが、やっぱり静岡といえばコレな印象です。逆に全廃が近づいているので乗るなら今がチャンス。

清水駅前のまぐろ館「うおかん」でまぐろ三昧定食

清水駅から歩いてすぐにあるまぐろ館。ここで早めの昼食を取ろうと思ってやってきました。オープン直後に来てもう目的は決まっています。

入ってすぐ右手にある「うおかん」というお店。以前ここで売り切れで食べられなかったメニューをリベンジに。

それがこの「新まぐろ定食」刺身とすき身、煮付けとフライにごはんや味噌汁が付いて1,000円というお得な定食です。これだから清水は好きなんですよ。

少し待ちましたが入店して待ちます。まずはピッチャーで緑茶が運ばれてきました。麦茶とかじゃないのが静岡らしいですね。

まずはこちら。お盆にごはんと味噌汁、そしてまぐろフライとまぐろの煮付けがてんこ盛りでやってきました。あれ……。イメージのサンプルより1.5倍位多いように見えるんですが……。

拳サイズくらいありそうなまぐろフライ。食べ応え十分そうです。

正直さっきのお盆だけでも1,000円くらいしそうですが、お刺身がこれだけ付いてきます。

定食のセットはこの通り。これで1,000円だというから驚きのお値段ですね~~。ついでに下の盆の中身のものは全ておかわり自由、要するに食べ放題なんですよ……???

ますは煮付けから食べてみましたが、味も染みて柔らかくて美味しい。血合いとかいうわけでもなく美味しいまぐろです。そして大きなフライは柔らかくて想像以上に食べられちゃいます。これほほ肉なんですかね?

最後にメイン(既にどれがメインなのかわからない)のさしみ。赤身なので脂が乗っているわけではないですが、臭みもなくて新鮮な美味しいお刺身でした。

なおもし食べきれない……!って人はタッパ貰えるので持ち帰ることも出来ます。私ですらお腹いっぱいなので、食べきれない人は結構多そうですこれ。

そしてお会計は1,000円……ではなく、キャンペーンしてて200円割引券が貰えて800円で済みました。タイミングよかったですね。また食べに来ようっと。

清水から静岡まで:東海道本線

清水駅に戻ってきました。静岡までは鈍行なので引き続き東海道本線に乗車して向かっていきます。

浜松行きが来たのですが、5分後にまた来るので一旦お見送り。313系8000番台来ないかなぁと期待してみることにしました。

なんだかこの時間帯は30分、35分、49分と変な時間になっているんですよね。35分発の列車に乗って静岡へと向かいます。

  • 433M
  • 清水→静岡:東海道本線
  • 普通
  • 熱海→島田
  • 清水→静岡
  • 11時35分→11時47分

清水から静岡までは12分とすぐ到着。というか同じ静岡市内なんですよね。清水って。

そしてやってきたのは211系5000番台。はぁ……と思っていたら。

後ろに313系8000番台が付いていました。しかしこれ違和感しかありませんね。早速乗っていきましょう。

結構乗車率は高いのですが、熱海発ということもあって乗り通す人も多そうですね。でもこれやっぱりしょっちゅう乗り降りがある静岡には向いていないのでは……。

静岡から金沢へ新幹線としらさぎで一気に移動

静岡に到着したら、ここからは新幹線としらさぎに乗車して金沢へと一気に向かいたいと思います。まずはきっぷを買いに行きましょう。

そして静岡駅の改札を出るとこんな掲示が。上野東京ラインの掲示が遠く離れた静岡県まで貼ってあるとは……。

北陸観光フリーきっぷを購入

静岡駅の窓口で北陸観光フリーきっぷを購入。行きの指定券だけ発券して、帰りの指定券は周遊区間で発券して貰うことにしました。

ゆきのきっぷは自由周遊区間まで。そして新幹線は名古屋か米原までなのですが、しらさぎに通しで乗りたいので名古屋までにしておきました。

そしてこれがメインとなる周遊区間フリー乗車券。金沢より先はこのきっぷを使うことになります。メインに使うのは明日かな。

静岡から名古屋まで:東海道新幹線

無事きっぷも発券したので新幹線に乗車します。このフリーきっぷは名古屋からのが3,000円位安いですが、往復の静岡⇔名古屋の新幹線が3,000円と考えれば静岡から買ってしまった方が良いでしょう。

列車はこだま719号。ひかりにも乗車できますが、個人的にはのんびり向かえるこだまのが好き。時間が掛かるというよりはのんびり乗れる方にメリットを感じる私です。

  • 719A
  • 静岡→名古屋:東海道新幹線
  • こだま【719号】
  • 東京→新大阪
  • 静岡→名古屋
  • 12時21分→13時37分

こだまなので各駅停車ということもあり、静岡から名古屋まで1時間以上掛かります。しかしコンセントもあるし、ゆっくり充電しながら名古屋を目指していきましょう。

列車はN700A。帰りはN700Sに乗ってみたいけども時間が合うかなぁ……?

各駅停車とはいえ新幹線。鈍行だと永遠と着かない区間がホイホイ進みます。そしてこだまの楽しみといえば駅に着く度に横を物凄い勢いで飛ばしていくのぞみを眺めること(?)

名古屋から金沢まで:東海道本線、北陸本線

名古屋駅に到着。ここからは在来線に乗り換えて金沢へと向かいます。さて名古屋しらさぎもどうなるんでしょうかね。

乗車するのは特急しらさぎ9号|金沢行きです。しらさぎは基本的に米原発が多いのですが、一部は名古屋からの金沢直通運転が実施されています。でもこれも来年の北陸新幹線敦賀延伸で少なくとも「金沢」という表記は見られなくなるものと思います。

  • 9M
  • 名古屋→米原:東海道本線
  • 米原→金沢:北陸本線
  • 特急【しらさぎ9号】
  • 名古屋→金沢
  • 名古屋→金沢
  • 13時48分→16時50分

名古屋から途中米原までは東海道本線、そこから北陸本線に入って金沢へと向かうしらさぎ号。所要時間は3時間ほどとなっています。

数年前から「廃止前に乗ろう」と思っていたら、大阪~金沢のサンダーバードやら名古屋~金沢のしらさぎやらと何回も乗っているような気がする区間ですね。

【しらさぎ|金沢】の表示。しかし並行在来線となって第三セクターになり、在来線特急もなくなると北陸に行く用事がほぼ無くなるような感じも。LCCも無いし新幹線メイン。近いのに高い印象の函館と似た雰囲気を感じます。

車両は681系。全席にコンセントなどはなく、車内Wi-Fiサービスなどもないという「今時の特急列車」にしてはグレードの低さを感じてしまう列車です。なんかJR西日本って特急が古い印象が否めませんね。

途中の米原駅では進行方向が逆になるため、椅子を回す作業が必要となります。よく乗る人は慣れてそうですが、あまり乗らない人は混乱してしまうかもしれません。

サンダーバードは湖西線~北陸本線へと進む特急ですが、しらさぎは北陸本線をひた走る路線です。途中の近江塩津駅で合流するのですが、近江塩津駅自体は特急が止まらないので閑散とした駅になっています。

近江塩津辺りではどーんよりした空気だったのですが、途中敦賀~武生の間にある「北陸トンネル」を通過すると一転して青空に。このトンネルは7分程度通過にかかるので、携帯繋がらないから注意してねという放送が流れていました。

芦原温泉駅を過ぎて左手に見える建設中の北陸新幹線の高架橋。新幹線開業したら第三セクターになる北陸本線ですが、たいして1年に1回乗るか否かな人があれこれ言うもんじゃないんでしょうけど名前がなくなるのは悲しいですね。もう湖西線の東側で湖東線にでもリネームしては……。

今晩の宿のある富山へ移動&夕食

今日の宿は色々あって富山に取っているのですが、チェックインが20時半厳守なので早めに向かいたいと思います。明日は金沢中心に動く予定だけども、どうせ新幹線で20分なので気になりません。

金沢から富山まで:IRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道

金沢からは新幹線でも在来線でも良いのですが、新幹線の方が逆に優待券などで乗車することも多いかなと思い、第三セクターの在来線に乗車していくことに。このIRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道もフリーきっぷのエリア内です。

富山の先の「泊」という駅まで向かう列車です。途中の倶利伽羅駅で会社が変わりますが、そこで乗り換えさせられるような面倒事は起きていないのが良いところ。ちなみに金沢発糸魚川行きという列車も設定されています。

  • 457M
  • 金沢→倶利伽羅:IRいしかわ鉄道線
  • 倶利伽羅→富山:あいの風とやま鉄道線
  • 普通
  • 金沢→泊
  • 金沢→富山
  • 17時00分→17時58分

金沢~富山は在来線で1時間、新幹線で30分程度という時間差。通常運賃では在来線が1,240円で新幹線が2,860円と大きく差がありますが、金沢・富山自由席往復きっぷという企画乗車券を使うと往復で3,670円と片道1,835円に。差額595円となると中々良いバランスなのかなとも思いますね。

列車は521系という列車。北陸エリアの北陸本線、IRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道全てで運用されています。前面の見た目は225系のようですが、ベースは223系みたいです。

富山駅の中にある白えび亭で白えび天丼

無事に富山駅に到着。今日はここで終了です。宿に向かう前に夕食を食べに行くことにしたのですが、せっかくなら白えびを食べに行こうと言うことに。

夕暮れの富山駅。富山駅も来る度に路面列車が変わっていたりして変わり続けている街って感じがしますね。

横にあるのが富山地鉄の駅舎。これって高架になるんでしたっけ?以前立山からアルペンルート帰りに乗った記憶がありますね。

そして地鉄の駅の地下にはスーパーがあるのですが、このフライドポテト?のようなものの商品名が「使用中止」ってなんのことなのでしょうか……?

そうして本題。夕食は富山駅にある白えび亭という白えびのお店でいただきます。(実は東京駅にもある……)白えび自体を食べたことがなかったのですが、サクサクで美味しいですねこれ。

丼のサイズ的に物足りない?と思ったけど案外満足できました。1,200円程度とちょっとお高めですが、富山に来たら一度は食べておきたいですね。

一泊1,900円!の格安ホテル「ウィークリー翔ホテル富山」に宿泊

今回富山に宿を取ったのは、この格安宿があったから。以前青森で宿泊したホテルチトセと同じ元が運営しているホテルで、最安値は一泊1,900円。今回はその最安値プランにて宿泊します。

まず注意したいのがチェックイン時間。ここは夜8時半がチェックイン期限となっていて、それを過ぎるとチェックインできなくなります。ビジネスホテルみたいに融通は効かないので、時間が怪しいなら止めておきましょう。

そしてアメニティなどは基本有料。大浴場のタオルもないので、持参しておくとよいです。

通路は自動照明で用がないときは暗くなって節電するタイプ。壁がコンクリートむき出しだったりしますが、まあ問題ないです。

1,900円の最安値の部屋がこちら。マットレスの布団とコンセント、エアコンと必要最低限の設備のみがあります。なおWi-Fiの設備は備わっています。あ、もちろん個室で鍵掛かりますよ。

無機質だけども窓はあるし、そもそもが土足禁止なので全体的にきれいな感じ。コンセントの延長ケーブルも用意されていました。

またトイレや大浴場、冷蔵庫やレンジとケトルなどの設備は共用。個人的には大浴場のが嬉しい人なので、部屋になくても問題ないですね。

大浴場にはシャンプーとボディーソープ、ドライヤーの設備はありました。大きな湯船もあるので疲れを癒すこともできます。

正直怖いもの見たさみたいな感じで泊まりましたが、ウィークリー翔は最低限の設備などは揃っているので安心して泊まれますね。レビュー評価も比較的高い宿になっています。

なお地鉄の稲荷町駅からはすぐ、富山駅からは歩いて20分程度の距離となっています。

明日は特急に永遠と乗って高山に向かう予定

明日は始発から特急に永遠と乗って行く行程を考えています。そして最後には高山本線の高山に行って温泉宿(ってか共立だけど)に泊まる予定です。

明日もまた美味しいお魚食べられれば良いな。店はチェックしてるのでまあ行くんですけどね。

JR東海の北陸観光フリーきっぷで巡る北陸&高山本線巡りの旅:2日目
今日はフリーエリアの特急列車をひたすら乗りまくる一日です。悔いの無いように乗っていきます。

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