途中下車しながらカーシェア巡りをしてきた-水郡線で常陸大子の温泉宿に泊まる旅:1日目

2023年の旅行記
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結構前に「9月後半ならときわ路パスもあるし、茨城県にいこうかな」と思って予約した常陸大子の宿。実際にはときわ路パスは10月からでちょっと誤算ではあったのですが、大きく運賃も変わらないしと普通にきっぷを買って向かうことに。

今日の宿の目的は「しゃも」です。あの辺りは駅弁でもしゃもが有名なのですが、その駅弁を出している宿へと宿泊します。

常磐線で途中下車をしながら北上

目的地が茨城県ということもあって、単純に向かうと数時間で到着してしまいます。そしてときわ路パスも無いので、私鉄各線には行きにくい……ということで、常磐線の途中下車をして時間をつぶすことに。

柏から土浦まで:常磐線

やってきたのは柏駅。久喜からの水戸線経由でも良かったのですが、土浦へ行きたいなという考えのもと柏から常磐線を北上します。

常磐線は緑の車両と青い車両がありますが、取手より先に行くのは青い車両。本数は少なめなので、時間の確認をして乗車します。ちなみにこれ、青いのは「列車」で緑のは「電車」だったりするんですが、そんなこと気にして乗っている人はどれだけいるのかな。

列車番号1149M
種別普通(快速)
路線名称柏→土浦:常磐線
運行区間品川→土浦
乗車区間柏→土浦
発着時刻10時14分→11時01分
列車運行情報

柏から土浦までは45分の乗車。特急だと20分で走ってしまうので、常磐線の特急の早さが際立ちます。常磐線とか中央線といった「在来線特急天国」だと差が大きいんですよね。

列車はE531系。グリーン車やボックスシートの備えた、長距離乗車も考えられた列車です。しかし常磐線の場合、普通車グリーンに乗るよりもチケレスで特急に乗った方が良さそうにも思える。

今回使うきっぷは柏から下野宮という水郡線の駅までのきっぷ。目的地は一つ手前の「常陸大子」なのですが、わざわざ伸ばしたのは理由があります。

JR東日本・運賃計算の特例より

この図は大都市近郊区間のエリア。このエリア間はどういう経路を通っても良いという制度がある一方、100キロを超えても途中下車ができないという制約があります。以前は水郡線は全線エリア外だったのが、いつの間にか常陸大子までエリアになってしまいました。なので常陸大子までだと途中下車できない!ということで伸ばす羽目に……。

でも運賃は変わらないんでいいんですけどね。

土浦からカーシェアで「ゆうき寿司」に行って来た

土浦駅に着いたら近くのカーシェアへ。あらかじめ見つけたおいた「△」の車に乗って出発です。こうして気軽に乗れるようになって、カーシェアを登録して良かったなと感じています。

そうしてやってきたのが「海鮮すし ゆうき」というお店。なにやら「たかくてまずい」らしいんですが、右を見るとサービスセットが550円らしい。

お店の入口。なにやら張り紙がめちゃくちゃ貼ってあるんですが……。

なんか色々貼り付けてあって、なんとも入りにくい佇まい。でもなんだか地元に愛されてそうな雰囲気も感じられます。

店内にも張り紙がたくさんで目がぐるぐる。どれがメニューでどれがそうじゃないのかが良くわからない。

ランチメニューはこれだよという感じで紙が出てきたので、サービスセット550円を注文。一体どんなお寿司が出てくるのでしょうか。

お寿司を待つ間、セルフサービスなみそ汁と茶わん蒸し、小鉢を回収してきました。みそ汁は具沢山で美味しそう。お寿司は大将が1人で作っているので、混雑時は少し待つと思います。

お寿司も出てきてこれがサービスセット!ちょっとお皿が大きすぎて少なく見えてしまうのですが、目の前で握られたお寿司が8貫と茶わん蒸しに小鉢、みそ汁まで付いてこの値段は破格です。肝心のお寿司も漬けだったりの工夫もあって美味しいお寿司で、なーにがまずくてたかいだ。

小鉢はかぼちゃの煮付け、茶わん蒸しの中には銀杏なども入った本格派。みそ汁だって豆腐に魚も入っていて食べ応えがあり、見た目以上にお腹いっぱいに。ごちそうさまでした。

土浦から水戸まで:常磐線

土浦駅にあるミニストップで、期間限定商品の「蜜芋ソフトクリーム」を注文。温かいお芋と冷たいソフトクリームという異色のコラボレーションですが、どちらも甘みが負けることなく美味しいスイーツです。忘れてると終わっていたりするので、食べたいならお早めに。

土浦駅に戻ってきました。ふと調べていると土浦から上野までって特急なら40分で到着する距離。リモートワークがメインで出勤は稀という環境であれば、土浦に住んで都内に出勤って案外行ける距離なのかもしれません。

列車番号635M
種別普通
路線名称土浦→水戸:常磐線
運行区間土浦→水戸
乗車区間土浦→水戸
発着時刻12時48分→13時35分
列車運行情報

乗車するのは水戸行きの5両編成。日中時間帯は土浦駅始発が基本となってしまって乗り換えが必要となりましたが、土浦に寄り道するのであれば始発列車が待っているのは嬉しい。所要時間は40分ほどです。

車両はE531系が引き続き担当。5両編成なのでグリーン車は付いていません。

水戸市内をカーシェアで走ってきた

昨日の天気を引きずって、何ともどんよりとした水戸市内。また△のカーシェアを見つけたので、適当に車を走らせに向かいます。

近くの立体駐車場の屋上にあるカーシェアスポット。今回の車はスズキのソリオです。スズキって軽自動車の印象がでかいんですが、普通車も作ってるんですよね。

車の中でも急速充電を。RAVPowerの48Wカーチャージャー「RP-VC019」を使ってみた:ちょっとした移動でも多く充電できるカーチャージャー
今回SUNVALLEY JAPAN(RAVPower)様より新発売の48Wカーチャージャー「RP-VC019」を使ってみました。PowerDeliveryやQuickChargeに対応し、色々な機器を急速充電できる使いやすいカーチャージャーです。

車内ではPD30W+QC18W=48Wで充電できる充電器「RAVPOWER RP-VC019」を使ってパソコンやスマートフォンを充電。3年前にレビュー提供品として頂いたのですが、それ以来レンタカーやカーシェアなどの旅行では重宝する旅行グッズです。あまり発熱も無くて物持ちも良く、良い機種だなと感じているけどもう売ってる気配が無いのが残念です。

ガソリンスタンドで給油などを済ませてやってきたのは千波湖という場所。常磐線の車内からも見えていて、水戸駅からも近いので訪れてみることに。

千波湖の周囲にある千波公園には、D51が展示されています。整備が行き届いているため、屋外の雨ざらしであっても塗装落ちなども無く良好な展示状態でした。

そして湖は……。お天気がどんよりなこともあって、お世辞にもキレイとは言えない湖面が広がっています。ちょっと残念。

水郡線を北上して常陸大子へ

水戸駅に戻ってきた時間は15時。水郡線の時間が15時過ぎと16時過ぎという間隔で少し考えたけど、水戸駅で強いてやりたいこともない!という結果に落ち着いて出発することに。宿に早めに到着してのんびりするってのも旅の楽しみ方ですしね。

水戸から常陸大子まで:水郡線

水戸駅の水郡線ホームへとやってきました。水郡線という名前は「水戸」と「郡山」を結ぶからという単純な理由ですが、正確には水郡線は郡山駅の1つ手前「安積永盛」という駅までだったり。

列車番号337D
種別普通
路線名称水戸→常陸大子:水郡線
運行区間水戸→郡山
乗車区間水戸→常陸大子
発着時刻15時15分→16時33分
列車運行情報

水郡線は水戸発で「常陸太田」「常陸大宮」「常陸大子」「郡山」という行き先があります。郡山はともかくとして、他の行き先は紛らわしい名前だし常陸太田行きは途中で分岐してしまうしと、行き先をよく確認しておく必要のある路線です。そして今回の常陸大子までの所要時間は1時間15分ほどで、少々長めの乗車時間です。

ふと向かいのホームを見ると、E531系がいわき行きとして運用されていました。記憶だといわきまでの区間ってロングシートな車両な印象だったのですが、いつの間にか変わったんですかね?

乗車する車両はキハE130系。キハということで電車ではなく気動車な扱いで、一部駅を除いてSuicaも利用できないというローカル線です。でも誰も乗ってないといえばそうではなく、水戸口では通学の人を中心に結構大勢乗っている印象を感じます。場合によっては座れないなんてこともあるのですが、今日はさすがに着席は可能でした。

水郡線はのどか~な田園風景を車窓に楽しみながら進む路線。家があったり畑だったりと中途半端な田舎を走る路線です(失礼)。

途中の下小川駅で行き違いの列車待ち。水戸駅から1時間程度で到着することを考えると、想像以上にのどかな光景。途中下車して巡りたい感じもあるんですが、列車の本数が少なすぎて中々できないのが難点。1時間に1本くらいあればまだ散策しやすいんですけどね。

この水郡線は奥久慈清流ラインという愛称が設定されています。車窓からも久慈川を眺めることができ、ゆったり眺めながらお弁当を食べたりするのも楽しそうです。

列車に揺られて常陸大子駅に到着。常陸大子駅は広々とした敷地ではありますが、留置されているのは1編成程度と寂しい状況。以前は多くの列車が留置されていたりしたのでしょうかね?

常陸大子駅では水戸行きの列車との行き違い。首都圏からも行きやすい場所でありつつも、田舎のローカル線の風情を感じることができる水郡線。ぜひ巡ってほしい路線の一つです。

常陸大子駅からほど近い「玉屋旅館」に宿泊

水郡線でも茨城県の端っこに位置する常陸大子駅。駅舎は比較的立派で有人駅となっており、みどりの窓口も設置されています。今日泊まるのは、そんなのどかな駅からほど近くにある旅館です。

駅の前には以前水郡線で走っていたC12187という蒸気機関車が展示されています。

駅前通りはこの頃としては珍しく、多くの個人店舗が営業する商店街となっています。逆によく見るチェーン店などは見あたらず、商店街を超えた先にセブンイレブンがあるくらい。一応スーパーマーケットはありますが、何か調達しておきたいならあらかじめ用意しておいた方が無難です。

本日の宿泊先はこちら。玉屋旅館という旅館で、お弁当の「しゃも弁当」が有名なお店らしい。一応温泉旅館みたいです。

こんにちは~~と入ってインターフォンを鳴らすと宿の人が出てきました。予約してるんですけどと話すと部屋に案内してくれるようです。

和室の広々としたお部屋

案内された部屋がこちら。和室の部屋で、エアコンなどは完備されていますが冷蔵庫は無さそうです。そしてテーブルに料理のメニューが置いてあるのは、ランチタイムには食事の客席で使っているからなようです(なのでお茶と共に唐辛子が)。

部屋にはコンセントがありますが、ちょっと緩め。OAタップなどを用意した方が良いかもしれません。

浴衣とタオル。こういう旅館だと定番ですよね。

部屋の鍵は中からは掛けられても、外からは掛けられない仕組み。早々盗るような人は居ないとは思いますが、外出するときなどは気になりますね。

館内を散策

一通り荷物などを置いて館内を散策してきました。

まずはお手洗い。洋式と和式のトイレの他、右手に男子小便器があります。

反対側には洗面所。泡石鹸なども用意されていて手洗いに困ることはありません。ドライヤーが置いてあったけど絶対乾かない気がするので、ドライヤー持参をおすすめ。

廊下はこんな感じ。1階で料理を作っているので、料理の香りが漂います。っと右上にある無線アクセスポイントが気になる……。

職業病なのか、設置されている無線アクセスポイントって気になります。PoE給電されている(ってことは館内にインジェクターかPoEのスイッチがありそう)のはCiscoが販売しているクラウド管理が可能な無線アクセスポイント「MR42」っぽいですね。

しかしこの建物の規模感的に、MR42じゃなくてMR33とかで十分じゃないの?という感じは否めません。そして回線はアルテリアネットワークスなようなので、このサービスを導入しているのかな?

夕食はシャモ鍋がメインのボリューム満点なラインナップ

夕食の準備ができました~と言われたので向かってみると、品数豊富な夕食が待っていました。これ、食べきれるかな?

前菜としてえだまめの他に中華でありそうなラインナップ。大福はデザートだと思いつつ、早々に食べてしまった。

お刺身と鮎の塩焼き。大きさとしては小ぶりでしたが美味しい鮎でした。

そしてメインディッシュのシャモ鍋!シャモの肉の他、野菜がたっぷり入った鍋です。

シャモの肉は肉質がしっかりしていて食べ応えがあります。結構な量ではありましたが、美味しくいただきました。ごちそうさまです(でも食後にお腹いっぱいでしばらく動けなかった)。

食後に部屋に戻ると布団がセッティングされていました。こういうのって良いですよね。

お風呂は温泉らしい

ここのお風呂は温泉らしい。温泉成分表を見ると「ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉」と記載があり、「美人をつくる湯」として有名らしい。入ったら女の子になれるのかな(なるわけがない)。

お風呂はこんな感じ。お湯が出てるのかな?と思ったけど出てる感じは無くて、温泉のお湯が湯船に貯まっている状況でした。ちょっと温泉感はあんまり感じなくて残念だったけど、お湯自体は若干のとろみがあるアルカリ性の温泉を感じられました。刺激は少なめなのでやさしいお湯です。

シャワーは1つだけなので、複数人で入るというよりは交代交代で入る形が取られています。入口にスリッパが無いことを確認して入りましょう。

明日は小山に向かって……どうしよう?

今回はときわ路パスが使えないということで、じゃあ小山方面に向かおう!と小山までのきっぷを手配しておきました。しかしその後は何も考えておらず、宇都宮に行ってLRTに乗るか、時間が無いならそのまま帰るかなどと未定な状態です。

でも宇都宮LRTに乗りに行くのが良いのかなぁと考えているので、おそらく宇都宮に行く可能性が高そす。あとは途中で寄り道をどうするかで、せっかく途中下車できるなら巡ってみたいと探しながら進みたいと思います。

祝開業!宇都宮ライトレールに乗車してきた-水郡線で常陸大子の温泉宿に泊まる旅:2日目
宇都宮ライトレールに乗りたい!とわざわざ宇都宮まで行ってきました。

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