祝開業!宇都宮ライトレールに乗車してきた-水郡線で常陸大子の温泉宿に泊まる旅:2日目

2023年の旅行記
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おはようございます。今日は常陸大子から水戸に戻り、そこから水戸線経由で小山へと抜ける行程で戻っていきます。色々と途中下車をしたいところだけども、列車の本数が少なくて難しい。水戸と乗り換えの友部以外は特に降りることも無く進んで行くだけになりそうな予感です。

こうして考えると、徐々にレンタカーでの旅行に切り替わっていくのがわかります。鉄道旅行では行きたくても行けないということが頻発しがちなんだよなぁ。

途中下車しながらカーシェア巡りをしてきた-水郡線で常陸大子の温泉宿に泊まる旅:1日目
常陸大子まで大都市近郊区間を広げなくていいと思うんですよ。

玉屋旅館の朝食はシンプルな和定食

むにゃむにゃ寝ていたら朝食の時間。朝食は部屋食でした。ラインナップとしては焼き鮭に納豆、卵に焼きのりと、ごくごく一般的な和定食という雰囲気です。ごちそうさまでした。

そして帰り際にいただいたのがお弁当。今回は名物のしゃも弁当が付いてくるプランを予約したので、実質的に夜・朝・昼の3食付き!さすがに昨晩の夕食に+αされても食べきれないので、お弁当がいただけるのは嬉しい。

水郡線の発車時刻が9時23分の次が11時過ぎ!と融通が利かないのでチェックアウト。お世話になりました。

同じ帰り方はつまらないので小山経由に

宿を出ると心地よい風と良い天気。すっかり秋の模様に変わった空気を楽しみながら駅へと向かいます。このまま秋になってくれるとお散歩とかもしやすいのだけど、そう上手くいくんだろうか……。

今日は水郡線で水戸に行くのは変わらずですが、そこから友部・小山と水戸線を抜けていくルートを取ります。同じルートを通っても面白くないし、運賃も大きく変わらないのなら別経路で行きたくなるんです。

常陸大子から水戸まで:水郡線

ときわ路パスで水郡線のトロッコ列車「奥久慈清流風っこ号」に乗ってきた
予定が空いていたのでときわ路パスを使って水郡線の観光列車「奥久慈清流風っこ号」に乗車してきました。

常陸大子駅。この駅は観光列車「風っこ」の終着駅にもなっているので、トロッコ列車に揺られて訪れることもできます。昨日に駅に来て、周囲の光景を見て思い出しました。

列車番号322D
種別普通
路線名称常陸大子→水戸:水郡線
運行区間郡山→水戸
乗車区間常陸大子→水戸
発着時刻9時23分→10時47分
列車運行情報

列車は郡山から来て、この常陸大子駅で連結作業を行います。その関係で20分くらいの停車時間があり、9時過ぎにはもう列車が到着していました。結構ローカル線な雰囲気の水郡線ですが、朝は3両編成とそこそこ長めの編成で運行されるようです。

車両はキハE130系。椅子自体は固めではあるものの、腰のあたりを支えるようにできているためにあんまり疲れは感じません。逆にキハ110系とかのが、長く乗るとお尻が痛くなる……。

車窓に見える久慈川では、川の中に入って釣りを楽しむ人の姿が多くみられました。今日は涼しいし、絶好の釣り日和でしょうね。鮎とか釣れるんでしょうか。

今日のきっぷも下野宮駅から。途中の水戸・友部で途中下車をする予定なので、大都市近郊区間で完結してしまっては困るんです。

水戸駅に到着。涼しいのでぶらぶら散策してみることに。

駅前には名前にもなっている黄門様と助さん格さんが並んだ「水戸黄門」の銅像が建てられています。どうせなら主題歌が流れるボタンとか有れば楽しいのに。

水戸駅の商店で見つけた梅ソーダ。これ前から飲んでみたかったんですよね。すっぱさが強めで美味しいジュースでした。14kcal/100mlという低カロリーなのもうれしい。

水戸から友部まで:常磐線

そろそろ時間が迫ってきたので、水戸駅から友部駅へと向かいます。時間帯によっては直通運転をしている水戸線ですが、昼間は友部で乗り換えないとならないのは面倒。

列車番号628M
種別普通
路線名称水戸→友部:常磐線
運行区間勝田→土浦
乗車区間水戸→友部
発着時刻11時37分→11時53分
列車運行情報

水戸以南の列車本数は30分に1本程度。この位の本数であれば途中下車もしやすいですよね。友部までは15分程度の乗車時間なので、結構忙しい……。

友部駅の改札前にあった広告。阿佐ヶ谷姉妹が広告に出ているのですが、よく見たらきっぷが阿佐ヶ谷駅発行となっていて余念がないですね。

友部駅で玉屋旅館の駅弁「奥久慈しゃも弁当」を食べてみた

心地よい風とすがすがしい天気の友部駅。ちょうどお昼時なので、旅館で頂いたお弁当を食べることに。

駅の北口を降りると良い感じのベンチとテーブル。少し前の気温ならこんな場所で食べる気にもなりませんが、今日の気温ならとお弁当を取りだして開封。

紙を取ると黒い紅葉柄のお弁当箱が登場。紙に書かれた原材料を見ると茨城県産のお米に奥久慈しゃも100%を使ったお弁当と記載がありました。これこそ地産地消ですね。

オープン……どーん!お弁当の中には笹切りにしたごぼうと、たっぷりの甘く煮込まれた奥久慈しゃも肉が載せられています。そしてその下には炒り卵が乗っており、想像以上にボリューミーなお弁当です。付け合わせにおしんこもあるので、口直しにもぴったりです。

しゃも肉というか地鶏のお肉は、ブロイラーのようにやわらかいというよりはしっかりとした弾力が味わえるのが特徴です。しっかりと肉の味を嚙み締めつついただける美味しいお弁当で、タレのかかったご飯を炒り卵と共に食べるのもまた格別です。

降りられない列車旅であっても、事前に連絡をすればホームに持ってきてくれるようなので、常陸大子駅に行くときにはぜひ!お値段は1,200円と少し高めではありますが、ここでしか食べられない貴重な味です。ごちそうさまでした。

友部から小山まで:水戸線

お弁当を食べたら改札に戻って水戸線へと乗車。大都市近郊区間の大回りで使うような人も多いのではないでしょうか。

列車番号748M
種別普通
路線名称友部→小山:水戸線
運行区間友部→小山
乗車区間友部→小山
発着時刻12時23分→13時24分
列車運行情報

水戸線は友部から小山までを横につなぐ路線。途中に下館とか結城などの街を繋いで常磐線と東北本線を結んでいます。雰囲気的には両毛線とそっくり。小山までは約1時間の乗車で、列車間隔は1時間に1本ほど。

両毛線と雰囲気はそっくりでも車両は全然違うのは支社の違いなのか。こっちは常磐線と同じようなE531系で、ボックスシートも備え付けられています。一方両毛線はオールロングシートの211系……。

車窓からはのどかな光景~市街地が繰り返されます。これもやっぱり両毛線と同じような感じ。

そして時間も1時間に1本という間隔で同じ。とはいえ両毛線の方が伊勢崎から本数が増えることも多く、利用者としては両毛線の方が多い印象です(結構高崎に行く人を多く見る)。両数の違いは211系とE521系という運用列車の違いによるものが大きそう。E531って5両以下の編成はできないのかな?

小山から宇都宮まで:東北本線

元々購入していた乗車券は小山までなので、一旦下車して宇都宮までの乗車券を購入。宇都宮まで買えばよかったのでは?と思うのですが、小山から先でどっちに行っても分割した方が安かったので小山までのきっぷにしました。

小山駅。普段から東北本線で通過することは多々ありますが、小山から乗車するというのはあまりない経験です。隣駅はあんまり行き先として好かれている印象の無い小金井駅。

列車番号1584E
種別普通
路線名称小山→宇都宮:東北本線
運行区間熱海→宇都宮
乗車区間小山→宇都宮
発着時刻13時38分→14時08分
列車運行情報

宇都宮から小山までは普通列車でも30分。所要時間の割に駅間が長いので、1駅ごとの金額の幅が結構大きい。距離は28.9kmで、ほぼ1分で1km進む計算です。

車両はE231系だったのですが、後ろ10両はE233系。E233のボックスシートに座って宇都宮へと向かいます。

祝!開業した宇都宮ライトレールに乗車してきた

宇都宮にやってきた理由はひとつ。8月26日に開業した「宇都宮ライトレール」に乗車するためです。来月東北本線経由で宮城県に行く予定ではあるものの、ライトレール往復で約2時間という時間を確保できるか危ういので時間のあるうちに行くことに。

先月は降りられなかった階段を降りてライトレールの乗車口へと向かいます。列車が行った直後なので比較的空いているように見えますが、列車の発車時刻が近づくとホームは混雑。列車が到着して降車客も合わさると大混雑状態となっており、物珍しさだけじゃない需要を感じます。

宇都宮駅東口電停。将来的にここから西口方面へと繋げようという計画もあるみたいですが、さて何十年後に実現するんでしょうね。個人的には東武宇都宮とJR宇都宮が繋がれば良いなと思うのですが。

種別普通
路線名称宇都宮駅東口→芳賀・高根沢工業団地:宇都宮芳賀ライトレール線
運行区間宇都宮駅東口→芳賀・高根沢工業団地
乗車区間宇都宮駅東口→芳賀・高根沢工業団地
発着時刻14時24分→15時12分
列車運行情報

正式名称は「宇都宮芳賀ライトレール線」という名前ですが、一般的には宇都宮ライトレールとか宇都宮LRTと呼ばれることが多いようです。14.5kmを48分で結び、運賃は400円。軌道線という関係上、速度が40kmほどと抑えられているせいでどうしても時間が掛かります。

車両はHU300型という低床式車両。他の路面電車でも最近はこういう車両が使われることが多くなっていますよね。設計上は既存の路線に乗り入れ可能なように狭軌で作られたほか、最高速度も70km/h以上と地下鉄並みの速度になっています。

多くの路面電車では、ワンマン運転で一番前のドアから降りるという方式ですが、宇都宮ライトレールでは交通系ICカードに限りどこのドアからも乗降可能。Suicaなどの全国共通ICカードの利用も可能です(表記としてはバス扱いになる模様)。

宇都宮駅を出ると市街地を進みます。途中にある商業施設「ベルモール」では多くの客の乗降があり、既に市民権を得ている雰囲気を感じます。ここまでの運賃が150円と安価に設定されているのも理由の一つでしょう。

市街地を抜けるとのどかな自然風景が車窓に現れます。路面電車じゃなくてどこかのローカル線のような光景です。

のどかな地帯を抜けると清原工業団地に到着。工業団地からはバスの乗り換えが容易なように真横にバス停が設置されています。工業団地ありきの路線という面もあるので、この辺りの利便性は意識しているようです。

工業地帯を抜けるとゆいの杜という住宅街・商業施設が並ぶ幹線道路を進みます。この辺りでも多く乗降があり、平日・休日ともに利用客が多く出そうな区間を走っていることを実感できます。

初めて乗車した感想としては、全車が新型車両ということもあり、加速や停車が早い早い。規制があって速度が40km以上に上げられないのですが、今後、専用軌道だけでも向上すれば所要時間短縮や本数増加も期待できそうな路線に感じました。

さらに乗車中に大きな揺れを感じることがあまりなく、バスに比べても立ち乗車の快適さは段違いだと思います。バスで立ってるとふらっとすることも多いしなぁ。

列車に揺られること約50分、終点の芳賀・高根沢工業団地電停に到着しました。ここは目の前に本田技研工業の工場がある以外は何もなく、事実上「ホンダ前」みたいな駅です。休日に訪れるのは乗るために来た人が多いと思いますが、平日は工場勤務の人でにぎわうようです。

芳賀・高根沢工業団地から宇都宮駅東口まで:宇都宮芳賀ライトレール線

私はこの電停に用事があるわけでもなく、単純に全線完乗のためにきただけ。なので早々に折り返しの列車に乗って戻ることに。往復800円を払って同じ場所に戻ってくるという一種のアトラクションに乗っているような感じ。

終点で人も少ないので、車内の散策。座席はボックスシートが並ぶほか、優先席にはロングシートが並びます。荷物置き場となる網棚が頭上にないため、椅子の裏手に荷物置き場が設置されていました。

乗降口。全てのドアから乗降が可能なため、乗車と下車のICカードリーダーが別々に設置されています。最初は戸惑いそうですが、下りるのは上で乗車は下という感じに体が覚えていくことでしょう。

運転席。路面電車というとアナログな機械が多い昔ながらのを想像しますが、最新の車両ということでモニターが多くてハイテク。自動運転機能とかも搭載してたりするんだろうか。

種別普通
路線名称芳賀・高根沢工業団地→宇都宮駅東口:宇都宮芳賀ライトレール線
運行区間芳賀・高根沢工業団地→宇都宮駅東口
乗車区間芳賀・高根沢工業団地→宇都宮駅東口
発着時刻15時18分→16時06分
列車運行情報

列車は12分間隔。実際に乗ってみるともう少し列車間隔が短くなって10分位だと利便性がさらに向上しそうだなという印象でした。ちょっと12分間隔というのは路面電車としては長いと感じます。

それでは宇都宮駅東口まで戻っていきます。途中の宇都宮大学陽東キャンパス(ベルモール前)では立ち客多数の満員御礼状態となっていて、早々に列車が増発されそうな予感がします。あとは快速運転などの構想もあるようで今後も楽しみですね。

宇都宮駅東口に戻ってきました。こうしてみると流線形のデザインってやっぱりかっこいいなぁ。そして前面・側面の行き先表示LEDが写真に撮っても切れにくいのが嬉しい。たまに1/60でも切れるのがあるし。

東武宇都宮から埼玉県に帰還へ

宇都宮ライトレールも完乗し、あとは帰るだけ!ではあるんですがJRは運賃が高い。時間はかかるものの、東武経由の方が安上がりなので東武宇都宮へと向かうことにしました。

JR宇都宮から東武宇都宮までは2kmほど離れており、バスなら190円で徒歩なら20分ほど。涼しくてお散歩日和なのと、行きたい場所もあるのでトコトコ歩いて行くことにしました。

東武宇都宮駅にほど近い「宇都宮二荒山神社」へ

JR宇都宮駅から東武宇都宮駅に向かう県道10号線沿いに佇む大きな鳥居。ここは宇都宮二荒山神社(二荒山=ふたあらやま)という由緒正しい神社です。二荒山神社というと日光のものが有名ですが、祀っている祭神などは異なるようで、直接的な関係は無さそう。

なが~い階段を上って本殿へと向かいます。

階段を上りきると門があり、その先に本殿がそびえています。

本殿へ到着。ここのご利益は、「福徳開運を招き、生活に限りない御加護、恩恵をもたらす(宇都宮二荒山神社より引用)」とのこと。正直よくわかりませんが、とりあえずなんか凄そうだなという印象を覚えます。何個か(欲張り)のお願い事をお祈りしてきましたが、さてどうなることやら。

東武宇都宮から新栃木まで:東武宇都宮線

東武宇都宮駅に到着。駅名標がいちごになっていますが、これは期間限定で設定された「いちご王国ライン」という愛称に合わせているデザインです。どうせなら東武アーバンパークライン(笑)も期間限定で1年くらいでお役御免にしてほしかった。

東武宇都宮駅は東武百貨店宇都宮店に併設されていて、何やら北海道物産展を実施していたので見てきました。しかしめぼしいものも無く退散。

種別普通
路線名称東武宇都宮→新栃木:東武宇都宮線
運行区間東武宇都宮→新栃木
乗車区間東武宇都宮→新栃木
発着時刻17時48分→18時22分
列車運行情報

タイミングが悪くて新栃木行きの列車でした。南栗橋まで行くので途中の新栃木で乗り換えが必須となります。最初から時間を確認して来ればよかったよ……。所要時間は30分ほどと、駅間が短いことから結構時間が掛かります。

車両は20400型。以前は地下鉄日比谷線直通の運用で使用されていた車両です。ホームドアの関係などで全廃されたのですが、まだまだ使えると北関東で第二の人生を歩んでいます。

新栃木から南栗橋まで:東武日光線

新栃木駅に到着。ここからは東武日光方面から来た列車に乗り換えて、南栗橋へと向かいます。この駅もいちご柄になってる。

種別普通
路線名称新栃木→南栗橋:東武日光線
運行区間東武日光→南栗橋
乗車区間新栃木→南栗橋
発着時刻18時29分→19時08分
列車運行情報

南栗橋までの乗車時間は40分ほど。以前の快速に比べると遅くなった印象が強いですが、駅間が長いこともあって距離の割には所要時間は短めです。列車も20分間隔ほどと比較的多いので使いやすい区間だと思います。

車両は変わらず20400型。現在は南栗橋以北に関しては20040型で統一されてしまったので、以前のように6050型を期待できることも無くなりました。残念。

近場だと結局車で行った方が観光できると実感

今回は常磐線と水郡線、帰りは水戸線に東北本線と東武鉄道という流れで帰還した旅行でしたが、観光ということをあんまりできなかったなという印象です。いわゆるローカル線の周囲には風光明媚な場所が多くあるものの、列車本数が少ない&駅から遠いということで巡れないのが現実です。

目的地に行くだけなら公共交通機関でも良いとは思いますが、観光地を巡るというなら車になってしまうのは致し方無いのかなと感じる2日間でした。とはいえ色々と列車にも乗れて満足はできたんですけどね。あまり時間に追われずゆっくりできる、近場の旅行も楽しいものです。

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