伊東に行くのになぜか千葉県に向かう謎|青春18きっぷで行く伊豆・伊東温泉旅行:1日目

2023年の旅行記
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今年もようやく夏の青春18きっぷシーズンになりましたね。最近は新幹線とか車で旅行することが多かったような印象ですが、やっぱり旅行するなら鈍行列車に長々と乗りたくなるのは私だけでしょうか。

往復踊り子で伊東にあるハトヤホテルに泊まってきた:1日目
伊東に行くならハトヤ~♪でお馴染みのハトヤホテルに泊まってきました

今回は久しぶりの青春18きっぷ旅行。といっても遠出するわけではなく土日を利用して伊豆半島にある伊東温泉へと行きたいと思います。しかし前回伊東に行ったときはサフィール踊り子で、今回は青春18きっぷって格差が……。

伊豆に行くはずなのに房総半島をくだる謎行為

今日の目的地は静岡県にある伊豆半島。東海道本線で下って熱海で乗り換えれば到着という簡単な行程です。でもそれじゃつまらない(?)となんか違う方向に向かって行こうという謎ムーブを計画して向かうことに。

南越谷から海浜幕張まで:武蔵野線、京葉線

やってきたのは南越谷駅。普段は中央線方面への旅行の時に良く使う駅ですが、今日は逆方向の千葉へと進みます。地味な印象の武蔵野線ですが、埼玉県から都心を経由せずに東京西部や千葉東部に行けるのは便利な路線に感じる埼玉県民です。

列車番号903E
種別各駅停車(しもうさ号)
路線名称南越谷→西船橋:武蔵野線
西船橋→海浜幕張:京葉線
運行区間大宮→海浜幕張
乗車区間南越谷→海浜幕張
発着時刻9時37分→10時27分
列車運行情報

乗車するのは「しもうさ号」という愛称の付けられた列車。この列車は大宮から発車し、貨物線を経由して武蔵野線・京葉線へと直通する列車です。本当は始発駅の大宮から行きたかったのですが、朝起きるのが遅くて間に合いませんでした……。

相性がつけられている列車といっても、武蔵野線内では普通の列車と何も変わりはありません。通過駅も無いし車両も同じ。快速運転でもしてくれれば良いんですけどね。

海浜幕張から蘇我まで:京葉線

近くにイオンモール幕張新都心や、幕張メッセがあることで有名な海浜幕張駅に到着。この先は列車を乗り換えて京葉線の終点である蘇我駅まで向かいます。

列車番号4027A
種別快速
路線名称海浜幕張→蘇我:京葉線
運行区間東京→上総一ノ宮
乗車区間海浜幕張→蘇我
発着時刻10時33分→10時45分
列車運行情報

列車の行き先は上総一ノ宮駅。東京駅で見てもどこだよそれって思う人も多そうな駅ですが、千葉県の東側、外房にある駅です。でも何かあるのか?と言われるとあんまり思いつかない……。乗車時間は12分ほどで蘇我に到着します。

車両はE233系。新しい車両という印象が今でも有るのですが、もうこれ登場してからかなり経ってるんですよね。時が経つのは早いものです。

なんだか想像以上に電車が大混雑してて、朝の通勤電車!?と思うほどだったんですが蘇我駅でほとんど下車。ロックフェスが蘇我で行われるらしく、それでこんなに大混雑してたみたい。

蘇我から君津まで:内房線

蘇我駅から内房線へと乗り換え、さらに房総半島を進みます。

列車番号3809F
種別快速
路線名称蘇我→君津:内房線
運行区間久里浜→君津
乗車区間蘇我→君津
発着時刻10時51分→11時30分
列車運行情報

蘇我駅からは君津行きの快速列車に乗り換え。この列車にも蘇我駅に来た大量の旅客が乗車していましたが、蘇我駅からは空席が目立つようになり無事に着席できました。君津までは40分ほどと距離があるので、席が確保できて良かったです。

やってきた車両はE235系。JR東日本の最新車両ですが、私はどうも前面が好きになれません。

無事に君津駅に到着。この駅までは都心部から15両編成の列車がやってきますが、ここから先はローカル区間。短い2両編成の列車が上総一ノ宮まで結んでいます。

房総半島は上総一ノ宮と君津という駅までは都心部からの長い直通列車が走っているのですが、どっちもその先は一気に短い編成になってしまいます。とはいえ君津まで15両が必要かと言われると微妙ではありますが、切り離しする手間のが大きいのかもしれません。

君津駅近くの「マルニ水産」で海鮮丼ランチ

君津駅で下車して向かったのはマルニ水産というお店。ここはランチに安価な海鮮丼を提供しているということで、昼食を食べにやってきました。

ランチメニューは海鮮丼定食とあら煮定食という2つだけ。トッピングとして刺身やから揚げ、なめろうもあるみたいです。

(値上げしました感が半端ないから作り直せばいいのに……)と思いながらメニューの中から海鮮丼を注文。ソフトドリンクも150円と、全体的にリーズナブルな値段のお店。夜は居酒屋のようでした。

やってきた海鮮丼がこちら。丼が小ぶりではありますが、サーモンやかつお、エビなど6種類の刺身がぎっしり詰まった海鮮丼です。漬けにしてあったり炙りがあったりと、安いながらも工夫が見られる上に、ネタも新鮮でおいしい。これで650円!?と思えるクオリティです。

海鮮丼にはセットでお味噌汁が付きます。あら汁とかなら良かったなとは思いますが、この値段で贅沢言い過ぎです。美味しい海鮮丼ごちそうさまでした。(そういえばここ、入る前から想定できたけどもランチは現金のみだって)

千葉の君津からグリーン車を乗り継いで静岡県の伊東へ

君津まで来たけども、このまま房総半島を進んでフェリー!というわけでもなく戻ります。とはいえ無意味にやってきたわけではなく、ちゃんと理由があって君津まで来たんです。

出発前に飲んだのはNewDaysアプリで無料券が届いていたので交換したリポビタンファイン。独特な栄養剤の味ってなんか好き。

君津から大船まで:内房線、外房線、総武本線、東海道本線

そんなわけでホームへ。君津に滞在していたのはわずか1時間20分ほどでした。

列車番号4286F
種別快速
路線名称君津→蘇我:内房線
蘇我→千葉:外房線
千葉→東京:総武本線
東京→大船:東海道本線
運行区間君津→逗子
乗車区間君津→大船
発着時刻12時50分→15時14分
列車運行情報
横須賀線-総武線と書いてあるけど

君津から発車する横須賀線直通列車は、「総武・横須賀線」と表示されていますが、実際はもっと多くの路線を経由しています(品鶴線とか貨物線が入ってないだって?)。ちなみに正式な横須賀線は大船から久里浜の区間。経路としては大きくアーチを描くように走る経路で、乗車時間は2時間24分と中々の長丁場。

車両はE235系です。というかE235系なことを確認した上で君津駅までやってきました。この列車に着いているグリーン車に乗るのが、君津駅まで来た目的です。

でもE235系のグリーン車に乗るなら東京駅でも良いじゃないかって思うかもしれませんが、どうせ同じ金額なら長い区間乗った方がオトク(?)じゃないですか。今回は君津から伊東というかなりの長距離をグリーン車で移動しますが、費用はキャンペーン中で400ポイントだけ。それで4時間以上グリーン車に乗れるのはありがたい。

こちらがグリーン車。横須賀・総武快速線を走る列車は長距離運用なこともあり、グリーン車が連結されています。以前のE217系にも連結されていたグリーン車ですが、新型車両ということもあって今までのグリーン車よりもグレードアップしているんです。

始発駅で誰も居ないので車内の散策。まずは平屋の1階です。1階は座席数が少ないのですが、高さがあって荷物置き場があるのが特徴です。大きな荷物がある場合は1階の方が過ごしやすいと思います。

続いては2階建てエリア。1階はホームより下、2階は他の車両を見下ろせるくらいの高さで、普通の車両とは違う車窓を楽しむことができます。しかし東海道本線であれば海側で景色を見るとキレイ!ということもあるんですが、総武・横須賀線では内陸部を走っていくので、あんまり景色を堪能するという感じにはならないかも。

今までの近郊型車両ではLEDだったモニターも、LCDモニターへと進化しています。乗り換え案内なども分かりやすく表示されるのですが、後ろからだとちょっと見にくいのが難点です。

座席の紹介です。座席は4列シートの回転リクライニングシートなので、一般的な特急車両と同じような雰囲気。ひじ掛けなども備え付けられている他、枕カバーなどもあるのでゆったり休むことができます。

テーブルは横長で大きなタイプ。お弁当などを食べるにも、パソコンなどを広げて作業をするにも使いやすいテーブルだと思います。

テーブルの下には新聞や雑誌を入れられるホルダーの他、ドリンクホルダーも設置されています。テーブルの上だと倒れることもあるので、このドリンクホルダーがあるのは嬉しい。

そしてE235系のグリーン車で大きな改善となったのが全席にコンセントが搭載されたこと。今までの車両にはコンセントが無かったのが不満点だったのですが、設置されたことでパソコンやスマートフォンの充電を気にせずに利用することができるようになりました。とはいえE235系のグリーン車に乗る機会ってほぼないんですが……。

途中、小湊鐵道の乗換駅である五井駅に停車。奥にはキハ40系が走っていたのですが、コンセントも搭載された最新のE235系と国鉄時代のいにしえ列車であるキハ40系が同じ駅に来るってのも不思議な光景です。

千葉県から東京都心部を経由して神奈川県までやってきました。東京以南はほとんど東海道本線に並行する形。しかし経路が異なるので停車駅が違います。

横浜に行くならどっちでも良いのですが、川崎や武蔵小杉に行きたい場合には乗る列車を確認しないと横浜駅で戻る羽目になります。

大船駅で乗り換え待ち

大船駅名物の上り列車がずらりと並ぶ発車案内表

大船駅に到着。ここでは乗り換え列車まで40分程度の待ち時間があるのですが、普通車グリーン券の制約上改札を出ることができません(事実上青春18きっぷで改札を出たところで判断はできるわけがないのだけど、改札を出なければという記載がある以上は……)。

でも大船駅は改札内にも店舗などがあり、時間をつぶすには困りません。そして駅をぶらついていると見かけたのがこのグリーン車の座席。なんと都合のいい場所に置いてあるんでしょう、早速座って列車の待ち時間を過ごすことに。

あと5分くらいで発車時刻という段階でホームへ。グリーン車の停車位置にいたのですが、「グリーン車(湘南電車)はこの付近に止まります」という珍しい表記を発見。湘南電車ってなんぞや?と調べてみると、以前走っていた113系を指しているみたいです。当時の看板が今でも残っていたんですね。

大船から伊東まで:東海道本線、伊東線

それでは大船駅から出発。なんかめちゃくちゃ遠回りをしましたが、目的地である伊東を目指します。大船駅は普段から通ることは多々ある駅ですが、ここから乗車する機会はあんまり記憶にありません。

列車番号1883E
種別普通
路線名称大船→熱海:東海道本線
熱海→伊東:伊東線
運行区間籠原→伊東
乗車区間大船→伊東
発着時刻15時50分→17時16分
列車運行情報

乗車する列車は、熱海から先の伊東線へと直通する列車。夕方を中心に運行されているのですが、あんまり本数が無いので乗りたい場合は狙って乗車する必要があります。とはいえ熱海からの伊東線は本数がそこそこあるので、直通を求めないのなら熱海で乗り換えたほうが楽です。

今回わざわざ乗車したのは、グリーン車で行くという目的があるから。伊東駅にグリーン車で行くためには、東海道線からの直通列車に乗らないとダメなんですよね。

ちょっと暗くなってしまった……。

車両はE233系。E231系のグリーン車は既にくたびれている感じがするので、E233系が来てラッキーです。でも想定通りにグリーン車を含めて車内は混雑しており、座席がなんとか確保できた……!という状況でした。

東海道本線は熱海が近づくと海沿いを走っていき、進行方向左側の車窓からは大海原が一望できます。普段なら狙ってそちら側の座席に座るところなのですが、今日は混んでて確保できずに残念。

そうして無事に伊東駅に到着。出発してから何故か8時間くらいかかりましたね(?)

伊東温泉にある旅館「はるひら丸」に宿泊

伊東駅は温泉地の入口って感じがする
伊東温泉の旅館の名前が書いてある提灯が並ぶ駅前

列車に揺られて伊東駅に到着。今日宿泊する宿は、伊東駅から歩いて10分ほどの場所にある旅館「はるひら丸」。個人営業という感じの旅館ですが、レビュー評価も高く期待できます。ちなみに選んだ理由は温泉と海産物が楽しめる食事。大体私の旅館を選ぶ基準って食事なんですよね。

伊東駅から海方向に歩いて到着。1階はレストランとなっていて、2階より上が旅館になっているようです。大きな看板で海鮮料理って書いてあるし、今から食事が楽しみです。

後ろを見ると海水浴場が目の前。水着とか持ってきて海で泳ぐってのも楽しそうですが、今回はそんなことを考えてなかったので何も持ってきてない……。

入口にはいけすがあり、魚たちが泳いでいました。これは鯛かな……?

館内には遊覧船のポスターが貼ってありました。海中観光船ってことで、海の中を見ながら遊覧を楽しめるらしい。お値段もそんなに高くなくて良さそうですね。

部屋はオーシャンビューでエアコンや冷蔵庫完備

今回は1名での宿泊だったので、4.5畳の小さめな部屋。複数人で泊まればもう少し大きな部屋になるんじゃないかなって思います。

部屋にはエアコンが完備。こういう旅館だとコンセントの数が気になりますが、泊まった部屋には5個程度のプラグがあり、充電環境には困ることは無さそうです。

ケトルにお茶の用意もありました。

部屋にはバスタオルやフェイスタオル、浴衣や歯ブラシも用意されています。

布団は自分で敷くスタイルでした。

洗面台と冷蔵庫がありました。冷蔵庫があれば飲み物を冷やしておけるので助かります。でも冷蔵庫の場所ってコンロが置けそうな雰囲気ですね。なおトイレは部屋にはなく、共用のトイレを使用する形です。

そしてお部屋の窓を開けるとオーシャンビューが楽しめます。ちょっと雲が多いのが残念ですが、夜には星が見えれば良いな。明日の朝の景色も楽しみです。

夕食は刺身や煮付けなど、品数豊富なラインナップ

夕食の時間になったので夕食を食べに1階のレストランへ。今回はスタンダードプランだったのですが、お刺身に金目鯛の煮付け、天ぷらや焼きものなど品数豊富です。デザートにはスイカが用意されていました。

ドリンクメニューはお酒とソフトドリンクが用意されています。お酒とか飲めたら良いんだけど、飲めないから基本頼まないんですけどね。

お刺身はマグロに鯛、イカに甘えびなどの6点盛りです。どれも新鮮でおいしいお魚たちです。上のプランで複数人だと船盛りになるらしい。1人でも船盛りになるなら頼んでみようかなと思ったけど、1人だと皿盛りになってしまうらしいと断念。

金目鯛の煮付け。甘めのタレで煮込まれているので、タレだけでご飯が食べられそうで食べ過ぎ注意な感じ。柔らかくて美味しい。

天ぷらはエビにキス、ししとうにナス。揚げたてでサクサクです。

ところてんにイカの塩辛。塩辛だけでご飯が一杯食べられそうです。

茶わん蒸し。中に具材もたっぷり入ってて、食べ応え十分な茶わん蒸しです。

焼き物はホタテにエビと野菜など。ポン酢を付けていただきます。

こういう旅館ってご飯がおひつなことが多いのですが、ここはお代わりは頼んでもらうスタイル。お代わりの度に呼ばないとならないのは少し面倒ですが、逆におひつで食べ過ぎないからそれはそれでいいのか……。2杯食べ終わった段階でこれくらいにしておこうと控えておきました。

最初に見たときは「ちょっと物足りないかも?」と思ったのですが、食べ終わった時にはお腹いっぱい。スタンダードプランでこの満足さなので、もっと上のプランにしたらホントに食べきれないかもしれません。ごちそうさまでした。

いつでも入れる源泉かけ流しの天然温泉

食後はお風呂へ。ここには2か所お風呂があるのですが、どちらも源泉かけ流しの天然温泉で好きな時に入浴できます。泉質は単純温泉ですが、塩化物泉のような雰囲気です。

左が3階の温泉で右が4階の展望温泉。15時~18時までと18時10分~21時までの時間区切りで、男女別となっています。

それ以降の時間は入口に札を立てて入るシステム。逆において無ければだれも入っていないので、貸切状態で入ることができます。ちなみに浴槽の他にもシャワーも温泉になっているのですが、中々温まらないのが気になります。

東海道本線の事故で明日はどうなる……?

夜にX(Twitter)を見ていると、大船駅辺りで列車と倒れた?電柱とぶつかったという大事故が起きていて終日運転見合わせに。写真を見ると明日も動かないのではという状況なので、別経路を検討しています。

清水に行きたいというのはあったので、身延線経由か御殿場線経由で帰るか。とりあえず明日の朝の様子を見てから考えたいなと思います。

美味しいまぐろ丼を食べに清水港へ行ってみた|青春18きっぷで行く伊豆・伊東温泉旅行:2日目
清水のお店はどこもリーズナブルで美味しいまぐろが食べられて嬉しいです。

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